前回の続きです

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浮気の証拠のレシートをにぎりしめ

私はずっと、うずくまっていた悲しい


休日の朝は夫も息子も遅くまで寝ている


私がうずくまってることは

誰も知らない



涙があふれてくる悲しい



20年前に

夫とは勤め先の同期として知り合った

職場恋愛だった


入社したときはお互い学生時代の

恋人がいた

(私はすぐ別れてしまったけど)


夫は私のタイプの容姿をしている


私は切れ長の目元をもつ

涼やかな顔立ちの夫をいつも目で追いかけていた


いつの間にか

好きになっていた


そういえば、、

同期の男性が

あいつは(夫のこと)女好きだ

ヤバイよ!

と飲み会の席でいってたっけ、、



23歳のとき

夫が彼女と別れたらしいと

噂を聞いた私は

会社帰りに飲みに誘い


私から好きだと告白した


夫も入社したときから

私のことが気になってたと

教えてくれた


そこから、上手くいって

25歳で結婚する


付き合ってるときも

他の女と、デートしてるかもなはてなマーク

思いあたるところは

あった



夫はたまに、

つまみ食いをしたくなる人種なのだ



私は浮気の証拠のレシートを

書類のはいってる引き出しに

隠すようにしまった



しばらくは夫の浮気には

何も気づいてない妻を

演じることにした



つづく