【肩こり、首こりのマッサージやストレッチはほんの一時的な効果でしかない。】
肩や首が凝って筋肉が固まると
「ストレッチしよう」
「マッサージしてもらおう」
と思う方が多いですが、それはほんの一時の効果でしかなく、数日したらまた首こりや肩こりに悩まされます。
現代人はスマホやパソコンを使うことが多くなり、前かがみで目線を下に下げる姿勢になる時間が多いので
頭や腕の重さを支える背面側の筋力が低下すると頭の重さを支えられなくなり、猫背円背の姿勢になります。
でも猫背円背の姿勢になるのは筋力の問題だけではありません。
「舌の使い方」が大きく影響するのです。
先日首のポジションが体幹に与える影響についてブログに書きました。
その記事をご覧ください。
「首が正しいポジションでなければ体幹は安定しないし、トレーニングの効果は現れない」
首が正しいポジションでなければ体幹は安定しないし、トレーニングの効果は現れない。 | ヨガ・トレーニングで体を変えるスペシャリスト若月政弘のブログ (ameblo.jp)
首が前方に変位すれば肩が上がって首が詰まって首の可動域が狭くなります。
肩が上がって背中が丸くなれば腕も上がりにくくなるので肩関節の可動域も狭くなります。
それだけでなく、頸椎は脳から出ている神経や脳へ血液を送る血管の通り道になるので
頸椎の動きが悪くなればあらゆる不調が起きやすくなるのです。
これってすごく怖いことだと思いませんか?
でもほとんどの方はそれに気づかず、首が前方に変位し、首まわりの筋肉がガチガチに固まっているのに
それを放置して走ったり重い重量を挙げる筋トレをしています。
健康になるために運動をしているのにかえって不健康になってしまいますよね。
首を正しいポジションに戻し、首の動きを良くすることがまず第一だと思うのです。
【舌の使い方の意識で頸椎の位置が変わる。】
写真のように首を後ろに倒した時にくぼむ場所(盆のくぼ)の下の頸椎を指で触ります。
そこが頸椎の3番になります。
そのまま舌先を上顎に近づけます。「お~」と発音した時の下の動きがその状態になります。
舌先を上顎に近づけたままその舌を左右に広げ、頸椎の方に広げると触っている頸椎の3番が後ろに移動します。
更にのどの下の方にも広げると頸椎の4番や5番も後ろに移動します。
この時は英語の「R(あーる)」の発音をした時の状態をイメージするといいでしょう。
つまり舌の動きによって頸椎の位置が動くのです。
頸椎の位置が前方に変位した状態を後ろに戻せば頸椎の可動域が広がります。
そして頸椎の可動域が広がれば肩関節の可動域も広がります。
【胸椎伸展のためには頸椎の伸展が必要。】
ヨガのポーズで「胸を開く」というと肩関節のストレッチや胸椎伸展のストレッチをしますが、
肩関節や胸椎だけでは胸を開くことはできません。と言うより快適にできない…と言えます。
背骨はつながっていますから頸椎が進展すれば必然的に胸椎が伸展するし、それに伴って肩関節の可動域も広がります。
写真は頸椎を伸展させた状態ですが、一般的にはこれは危険な動きとされています。
僧帽筋が緊張した状態で頸椎を伸展させると神経を圧迫するので危ないと言われるのです。
でも舌の使い方によって首を正しいポジションに置き、僧帽筋の緊張がない状態であれば何ら問題なく頸椎は伸展できます。
そうなれば下の写真のように胸椎も進展しやすくなり、肩関節の可動域も広がります。
肩こりや首こり、首まわりの不調だけでなく、全身の不調も首が前方に変位し、首の動きが悪くなることが原因の一つです。
また後屈やねじりなどヨガのポーズでも首の動きが悪い状態で無理やりやってしまうと心地よくないし、ケガをします。
首の動きで体の動きが変わる、痛みから解放され楽に体が動かせるようになる…
ということが実感できるオンラインワークショップを行いますので是非ご参加ください。
11/3(水㊗) 16:00~18:00
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