運動指導をしていると股関節を正しく使えていない人が多い…と感じています。
「股関節を正しく使えていない」とは自分の体重を股関節で支えられていない…ということです。
そうなると膝関節で体重を支えようとします。
股関節は胴体と脚をつなぐ関節で、その股関節の使い方で胴体と脚の「連動」が生まれます。
少ない力で体を効率的に動かすことができるので
無駄な力が抜けて脱力できる=柔軟性が高まる。
体の一部分だけに負担をかけずに体を楽に動かせる。=膝痛・腰痛の改善
という変化が現れます。
体が硬くなるのも、膝痛や腰痛に悩まされるのも股関節が正しく使えていないからなのです。
その状態でどんなにトレーニングやストレッチをしても体は変わりません。
でもほとんどの人はそのことに気づいていなく、自分の使いやすい体の使い方をしています。
体の使い方は筋力の問題ではなく、「意識」の違いです。
体の動かし方に対する意識を「身体意識」と言います。
代表的なトレーニング種目である「スクワット」も身体意識の違いで以下の写真のように変わります
●スクワット
《写真上》
「お尻を後ろに突き出して!」というように少し腰を反らせたり、
すねと背中を平行にするスクワット
これをやると大腿四頭筋が優位になります。大腿四頭筋の大腿直筋は股関節と膝関節にまたがってついていますので
大腿直筋が緊張すると股関節と膝関節が詰まってスムーズに動かせなくなります。
《写真下》
膝をつま先よりも前に出さず、股関節を後ろに引くスクワット
こうすると太もも裏や内転筋が使えます。
それが骨盤底筋~腸腰筋の連動につながり、少ない力で脚を動かすことができるようになります。
間違った体の使い方=身体意識で体を動かしても無駄な時間やお金をかけるだけだと思います。
写真上のようなやり方をするとどんどん太ももの前側が硬くなり、膝や腰を痛めるようになるし、股関節が硬くなります。
このようにトレーニングやストレッチをする上では間違った身体意識でやらないようにしなければなりません。
この動画では股関節で体重を支えるという身体意識を身につけるだけで前屈が変わるということが体感できますので是非ご覧ください。
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