【開脚できればできるほどいいというものではない。】

 

 

昨日「内転筋の鍛え方間違っていませんか?」という記事を書きましたが、なぜ内転筋のことを書いたかというと、

 

 

内転筋の筋力が弱いと体幹との連動が作れないので体幹が弱くなり下腹の力が抜けるからです。

 

《参考記事》

「内転筋の鍛え方間違っていませんか?」

https://ameblo.jp/sararunarey/entry-12613103836.html

 

 

ストレッチブームでベターッと開脚できることがいいことのように感じている方が多いですが、ベターッと開脚できても下の写真のように

 

ベタッと落ちずに支えられる筋力がないと体の機能が低下するし、ケガをしやすくなります。

 

内転筋はその働きを例えると「輪ゴム」です。

 

 

輪ゴムは伸びるけど縮む力がなければ輪ゴムとして使えなくなります。

 

 

内転筋は輪ゴムと同じ。脚を閉じる働きをするので内転筋が伸びる(即ち輪ゴムが伸びる)だけでなく、伸びたらその分縮むことができなれば

 

 

内転筋としての機能を果たせなくなります。

 

 

脚を閉じられないから股関節が不安定になり膝や腰を痛めやすくなります。

 

 

また内転筋群は骨盤底筋群~腸腰筋と連動して胴体と脚をつなぎ「下丹田」を作りますから内転筋を縮める力が弱いと下丹田に力が入らない=下腹の力が抜けるわけです。

 

 

ヨガのポーズやトレーニングで「下腹を締めて!」って言われても内転筋が使えていなければ下腹に力は入らないわけです。

 

 

「下腹を締めて!」と言われたことがある方は、指導者はどうしたら下腹に力が入るか?教えてもらえてますか?

 

 

また指導者の方はただ「下腹に力を入れて!」とだけ言っていませんか?

 

 

それではただの注意になってしまいます。指導とは言えません。

 

 

【内転筋は伸ばされながら縮もうとする筋力が必要】

 

脚を左右に開くだけでなく、前後に開く場合でも内転筋は脚を閉じるために働かなければなりません。

 

内転筋が弱いとそのほかの筋肉…特にアウターマッスルである大腿四頭筋や中殿筋・大殿筋を使って安定させようとするので

 

かえって膝に負担をかけてしまいます。

 

写真のように後ろ足の膝を5cmくらい浮かせた状態で楽に支え続けることができますか?

内転筋が伸ばされながら縮もうとする筋力=伸張性筋収縮力と骨盤底筋群~腸腰筋の連鎖が使えれば楽に支えることができます。

 

 

それがない状態でアームバランスや逆転のポーズをやってもうまくできないばかりか手首や首を痛めるでしょう。

 

 

【内転筋の伸張性筋収縮力をつけるためのトレーニング】

 

内転筋の伸張性筋収縮力をつけるトレーニングとしては以下のようなものがあります。

 

特に股関節外転・外旋状態で支える状態が内転筋が伸ばされながら縮もうとする伸張性筋収縮力をつけることにつながります。

 

 

伸張性筋収縮力がつけば「良く伸びて良く縮むゴム」になるので、可動域も広がります。

 

 

ベターッと開脚することがいいことではない。大事なことを忘れてはいけないということですね。

 

 

体のことをきちんと学べば間違った情報に踊らされず自分で正しい判断をすることができます。

 

 

正しい知識を身につけたい方はぜひオンラインクラスやオンラインワークショップにご参加ください。

 

 

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