今日はオンラインでパワーヨガのレッスンを行いました。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。
さっそくレビューをいただきました。
●内転筋と腸腰筋を使い股関節の柔軟性を高める動きを教わりました
姿勢や足の位置など細かなチェックをして貰えるのは、体に有効
股関節の可動域が狭い部分を改善し
今日は股関節、それも内転筋の使い方で体が変わるということを体で感じていただきました。
写真のように開脚前屈や長座前屈で膝を伸ばすと骨盤が立てられない、体が前に倒しにくい
という方はハムストリングスだけではなく、内転筋が制限になっています。
開脚だと内転筋が突っ張るので「内ももが伸びない」と感じるのですが、長座前屈では「太ももの裏側が硬くて前屈できない」と思っている方が多いようです。
しかし、開脚前屈でも長座前屈でも内転筋が伸びないことが動きの制限になり、その結果ハムストリングスを無理やり伸ばそうとしている方が多いのが現状です。
「内転筋」と一言に言いますが、細かく言うといくつか筋肉があり、その中で「長内転筋」「短内転筋」は特殊な働きをする筋肉で
股関節屈曲60度までは「屈曲」=「筋肉が縮む」作用ですが、
60度以上になると「伸展」=「筋肉が伸びる」作用になります。
このことが意味するのは上の写真のように座って膝を伸ばした時に骨盤を立てようとすると股関節は屈曲90度になるので
「長内転筋」「短内転筋」は伸びないといけない=骨盤を立てるには長内転筋・短内転筋の柔軟性が必要…ということが言えるのです。
じゃあ内ももを伸ばすストレッチをすればいいんじゃないか?
と思って次の写真のようなストレッチをしようと思っても長内転筋・短内転筋が硬くなっている人は膝が床に近づかないし骨盤が立てられないのであまりストレッチとしての効果が得られません。
そこで私はあるテクニックを使って長内転筋・短内転筋を伸ばしやすくしました。
そのテクニックとは解剖生理学的に実証されている筋肉の性質を利用したものです。
●筋肉は収縮させた後に伸びやすくなる。
●筋肉は筋温が上がると伸びやすくなる。
●筋肉はその対となる働きをする筋肉を収縮させると伸びやすくなる。
その要素をポーズの中に取り入れ、最後に柔軟性を高めるトレーニングをしました。
①足裏を合わせかかとをお尻に近づける。(親指側は付けず、かかとと小指側を合わせる。)
②かかととかかとで押し合う。(全力3秒間を5セット)
下の写真のようにかかとをお尻に近づけると骨盤が立てられない場合は上の写真のように体を後ろに倒して行います。
そのあとに開脚前屈や長座前屈をすると長内転筋・短内転筋が伸びやすくなっているので楽に前屈ができます。
もちろん長内転筋・短内転筋だけではなく、お尻の筋肉を緩めることも必要ですし、腸腰筋を使えるようにすることも必要です。
それらをきちんとやっていけば前屈が楽にできるようになります。
「太ももの裏側が硬い」じゃないんだな…ということに気づけます。
今日参加してくださったお客様皆様に感想を伺ったら、「すごく股関節が楽に動く」という声をいただきました。
股関節は関節の中を大腿骨がぐるぐる回る関節なので、「ぐるぐる回る」ためにどの筋肉をどう動かせばいいか?
がわからずにただ伸ばすストレッチだけをするとケガをします。
そうやって無理やり可動域を広げてもその可動域をコントロールする筋力がなければかえってケガをします。
それが股関節だけでなく膝や腰の痛みにつながります。
「股関節が硬いから柔らかくしたい」
「胡坐で座れない」「正座で座れない」
「股関節や膝が痛む」
「慢性的な腰痛がある」
「けがをせずにトレーニングを積みたい」
と思う方はぜひクラスにお越しください。
オンラインレッスンの予定は以下の通りです。
7/12,26(日)19:00~20:00
ファンクショナルボディトレーニング
7/14,21(火)10:00~11:15
ヨガ(ボディコントロール)
7/18(土)17:00~18:15
ヨガ(ベーシックアライメント)
7/25(土)17:00~18:30
ヨガ(パワー)
詳細の確認や申し込みはオンライン予約サイトをご利用ください。