私は日々いろいろなところで運動指導をさせていただいていますが、
どこに行ってもストレッチを一生懸命されている方がいらっしゃいます。
体が硬くなって思うように動かなくなったり
肩こりがひどくなったり、膝や腰が痛いから…
というような理由で硬くなった筋肉を柔らかくしたい!と思うからこそストレッチをすると思うのですが、
開脚前屈を反動をつけてやっていたり、辛そうな表情をしてこの体勢を保っている方をよく見かけます。
きっと思うように伸びてくれないもどかしい気持ちを抱えながらされているんだろうな…と思うのですが、ただストレッチをするたけでは体は変わらないものです。
一般的な
「深呼吸して反動を使わずに伸ばしましょう」
というやり方だけでは柔軟性を高めることはできません。
また筋膜リリースも有効な方法ですが、それよりも大切なのは
体の使い方を変えることです。
以前
「体が硬くなるのは硬くなるような使い方をしているから」という記事を書きましたが、
硬くなるような体の使い方を変えなければ、ストレッチして一時的に柔らかくなったとしてもまた元に戻ってしまいます。
それはストレッチしている時間よりもはるかにそうでない日常生活動作をしている時間の方が長いからです。
立つ・歩く動作において爪先が外側に開く「がに股」状態だと(写真右下)
お尻の筋肉と太ももの前側の筋肉が常に力が入って緊張します。
しゃがむ、座るという動作で膝が前に出るような動かし方をすると太ももの前側を優位に使うので常に力が入って硬くなります。(写真右上)
また、膝下の脛の骨が外側にカーブしている「凹脚」では太ももの裏側が常に突っ張るので前屈がやりにくくなります。(写真左)
こういった体の使い方をするとアウターマッスル優位の体の使い方になるので体全体が硬くるのです。
ストレッチする時間は長くても1時間あるかないかでしょう。
そのほかのことで体を動かす時間の方がはるかに長いのですから
日常生活動作での体の使い方を変えることの方が重要だということが言えるのではないでしょうか?
ストレッチを指導されるとき、「このように伸ばしましょう」という教え方しかしてもらわないと思います。
でも柔軟性を高めたいと思うのなら、それだけなく体の使い方を変えることも必要ですし、
その方が短時間で効果が得られます。
私がその方法をお伝えします。
「ストレッチしてるけどなかなか変わらない」
「柔軟性を高めたい」
「腰痛や肩こりなど硬くなることによる不調を改善したい」
という方は是非以下のレッスンにご参加ください。
3/2(土) 9:45~11:15
長岡市北部体育館
「硬い体を柔らかくする方法を身につけよう!」
詳細の確認や申し込みはオンライン予約サイトをご利用ください。