今週のクラステーマは
「強さがあるから柔らかさがある」
でした。

「体の力を抜いてリラックスしましょう」と言われても体の力が抜けない方がいらっしゃいます。

また体を柔らかくしたいと思ってストレッチしてるけどなかなか変わらないと言う方も多いと思います。

そのような方に共通するのがアウターマッスル優位の体の使い方になっているということです。

つまりインナーマッスルがうまく使えず体幹が弱い状態なのです。

バスや電車の中で立っているとき、揺れた時に倒れないようにバランスを取りますが、

体幹が弱い方は太ももの前側や肩・首の筋肉を使って倒れないように踏ん張ります。

そうなると常に肩関節・股関節に力が入るので固まってしまい「力が抜けない」「体が柔らかくならない」のです。

それに対して体幹が強いと体の中心に一本の柱ができているような状態になるので

アウターマッスルは無駄な力が抜けて脱力できます。
無駄な力が抜けるから筋肉も伸びやすくなります。

つまり
脱力したい、柔らかくしたいと思うのなら体幹の強さが必要なのです。

それは心においても同じです。

自分の弱いところから目背けずに向き合える
客観的に自分を見れる強さがあれば

周りの人や起こったことを客観的に見れるので寛容な心を持てるようになります。

体も心も「柔らかさ」を持ちたいのなら「強さ」も必要なのです。

今週はその事を体で実感していただきました。

体幹を強くすることでアウターマッスルの無駄な力が抜けるのでより関節の可動域を広げることができます。

前屈でも後屈でもただ「伸ばす」意識だけではなく、体幹を強くするための筋肉を収縮させた方がより可動域が広がるのです。

(右)バスチモッターナアーサナ
(左)ブジャンガアーサナ
も強さがあるから柔らかさが引き出せるのです。

ただ筋肉を伸ばす、緩めるだけではリラックスにはならないということですね。

一時的には固くなった筋肉は緩むかも知れませんが、体幹が弱い状態だとまたすぐに緩んだ筋肉は固まってしまいます。

また「キツいことはしたくない」と緩める動きのヨガばかりしたいと思うということは

自分の弱いところから目を背けていることになるので

自分の思うようにならないことが起こるとそれを周りの人や物のせいにする考え方を持つようになります。

それでは結局「ストレス」と感じる物の考え方を変えることができないので

緩めてもまたストレスを感じて筋肉が緊張して固まってしまいます。

強さを身につけるからこそリラックスできるのです。

それは実際にやってみるとわかります。

ただ緩める動きだけをしたあととのシャバアーサナと
「キツい」と思うくらいしっかり筋肉を使ったあとのシャバアーサナでは気持ちよさが違います。

今週は体幹を強くするための動きをやって「強さ」を身につけたあとそれが「柔らかさ」につながるということを体感するために最後は開脚前屈(ウパティシュタコーナーアーサナ)をやっていただきました。

写真左のような事をキチンとすることが
写真右のような前屈につながります。

「あっ、すごく楽に前屈できた!」
と皆さん納得されてました。

本当に「リラックス」したい方、
柔軟性を高めたい方、
体や心の強さを身につけたい方は是非私のクラスにいらしてくださいね。

12/30(日)13:15~14:45
長岡市北部体育館
「心のデトックス~瞑想で心を洗う~」

1/3(木)14:00~16:00
長岡市北部体育館
「エナジーアップヨガ」

1/14(月)
クロスパル新潟
9:30~11:30
「逆転のポーズにチャレンジ!」

12:45~14:15
「ヨガニドラーとマインドフルネス瞑想」

その他のクラスや申し込みはオンライン予約サイトをご利用ください。