被写体験 | saraのブログ

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主に自分の音楽活動の事、その他普段の生活の中で感じる事を書いて行きたいと思います。スケジュールや写真は、私のホームページにアップしてます。

今までに頂いた絵を紹介します。
最初の2点は桐生に住む谷さんの絵です。谷さんは主に鉛筆だけを使って人物画を描かれます。最初の絵は、ほぼ実物大です。髪の毛の細かな線も間近で見ると手に取ってさわれそうなくらいリアルです。
かれこれ4・5年前に頂きました。どうりで私も幼い表情ですね。

次も谷さんに頂きました。確かビレッジで誕生日ライブに頂いた記憶があります。こちらはオイルパステルを使って描かれていると思います。
近くで見ると、やはり線が丁寧で、違うミディアムを使われても、谷さんの描く特徴が出ていると思います。
谷さんは、先日、桐生で個展を開かれ、群馬テレビでもその模様が取り上げられていました。主にハリウッドスター、マリリン・モンローやジェームス・ディーン、オードリー・ヘップバーンなど描かれますが、私の最も美しいと思う女性リクエストで、アリシア・キース、スカーレット・ヨハンソン、そして米倉涼子も描かれています。
谷さんの作品の数、違ったミディアムを使っての挑戦、ホント彼の絵を描く事に対する情熱は凄いな。好きなんだな。アーティストだな~と思います。

そして次の2点は、私が小学校で働いていた時、一緒だった三田先生に頂きました。本質的には何も変わらないけど、やはり小学校で英語を教えているサラ先生と、夜ジャズを歌っているサラを取り巻く環境は昼と夜、光と影みたいな2面性があっていいと思います。三田先生は私のライブにいらした事はないけれど、ライブでの写真を元に最初の絵を描いて下さいました。被写体として、実際見せていない面を、写真と作者のイメージを元に描かれるというのは、ある意味抽象的で、とても新鮮です。
そして最後の写真も、三田先生に頂きました。職員室でボケーッとしていたら写真を撮るからと、モナリザポーズをしたところです。
バックの色がなんとも言えない深みを出しています。遠くを見る私が、微笑んでいるのか、受け入れているようにも見えるし、強い意思を発しているようにも見えるし。とても神秘的な絵です。

とにかく、油絵ならではの深い色がシンプルなのに複雑で、クールなのに暖かい。三田先生の表現する2面性は素晴らしいです。

私もたまに絵を描きます。ビレッジにも飾らせて頂いてますが。この人を描きたい、この人をテーマにしたい、やっぱり描きたい気持ちを引き起こすのは身近な誰かだったり、身近に起きた現象だったり。
だから、私も被写体として作家の描きたい意欲を引き出すことが出来るという事実は凄く幸せな事です。描かれる事は素晴らしい体験だし、作品は自分であり、また自分とは違う全く新しい人物です。そっくりであろうが、抽象画であろうが、作品はアーティストの魂が込められていて、孤立して、自立して生きていると思います。