二つの別れ | 幸せは自分の心が決める

幸せは自分の心が決める

退職した夫と犬1匹猫6匹で暮らしています。社会福祉士として高齢者介護支援業務についています。派遣で働く長男、うつ病になった次男がいます。

今朝コタローが

逝きました。

 

昨日の朝

散歩に出ようとしたら

玄関に下りては

また室内に上がって

走り回るを繰り返し

やっとハーネスをつけて

外に出ました。

直ぐ側の公園を2周して

前の晩あまり食べなかったのに

便も出たので

家に戻りました。

薬をチュールに混ぜて

飲んだあとは

いつものように静かに横になっていました。


突然、7時半過ぎた頃に

痙攣が始まりました。

いつもは5、6分で

収まっていたのに

収まる気配がありません。

病院に連絡すると

連れてきてくださいと

言われたので

なんとか抱きかかえて

向かいました。

痙攣が収まるよう対応してくださるとのことで

預けて夕方まで

自宅で待機。

連絡が入り迎えに行くと

痙攣はないものの

横たわって足をバタつかせています。

痙攣が起きた時用に

座薬をもらい

月曜に来院するよう言われました。


帰って床に寝かせると

起き上がろうとするのか

足をかいてぐるぐると回ります。

頭の下に置いたタオルも

ズレてしまい

何度も置き直しました。

夜になると動き回ることはなくなりましたが

目は虚ろに開けたまま

呼吸も苦しそうです。


実は先週

大学のテニス部の同期の男性がガンで亡くなりました。

彼は10年近く転移するガンと闘い、ついにこの夏ホスピスに入りました。

9月に面会に行った時は

腹部や背面も腫れ

とても辛そうでした。

私達は彼に生きていて欲しいけれど

その痛みや苦しみは想像するしかない。

なので彼の死去の知らせを聞き

寂しかったけど

あぁやっと開放されたね

と思いました。


そして昨夜は

コタローの頭を撫でながら

この苦しみから

開放してあげたいと

思いました。


先代犬たちは

ここまで苦しむ前に

亡くなったので

今回始めて「安楽死」

という言葉が浮かびました。

目を開けたまま

荒い息をしているコタローを見て

明日になったら病院でお願いしようと思いました。


まどろんでいた明け方

先に起きていた夫が

コタローが亡くなった

と教えてくれました。

正直

ほっとしました。


苦しませたくないからとはいえ

安楽死は死を選択するのですから

とても重い決断です。


結果として

私に重責を担わせることなく

私が休みである週末を待って

旅立ったコタロー

ありがとう!

大好きだよ。