先日、たまたま電車の事故遅れのために乗り継ぎ時間が、ぽっかりと
空いてしまい、駅ナカの書店で面白い本を二冊見つけました。
そのうちの一冊は、量子力学の本で、もう一冊が、
「今日もていねいに」というタイトルの本です。
その本の中にはたくさんの素敵な言葉や生きる姿勢が書いてあるのですが、
そのうちのひとつを紹介させていただきます。
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一日一回さわる
ものをいつくしみ、自分をいつくしむ。これは毎日の暮らしをいつくしむという
ことだと思うのです。
いつくしむ方法は、一日一回、さわること。ごく単純ですが、とても大きな
ことだと思います。
たとえばカウブックスでは、商品でも店に置かれた椅子の脚でも、一日一回、
さわってあげることにしています。
さわれば、その本なり椅子なりの状態がはっきりわかります。埃がついていた
ら払い、傷がついていたら修理し、並び順を整理整頓することもできます。
しかし、まったく変わりがなくきれいなままでも、さわるとさわらないとでは
大きな差が出てきます。さわったことで、あたかも命の吐息がふきかかったが
ごとく、そのものがすこし元気になるのです。
逆に言えば、誰にもふれられず置き去りにされたものは、やがて生気を失い
ます。僕が本や服を少ししか持たないのも、自分が毎日さわってあげられるも
のには、限りがあると知っているためです。これを裏返しに考えれば、ほんの
少しの選び抜いたものだけ持つのであれば、毎日さわることも可能ということ
です。
さわるとはまた、点検でもあります。
自分の手足や髪といった細部も、ものと同じように一日一回はきちんとさわり、
点検し、すこやかかどうか確かめましょう。
大切なものにふれる暇もなく終わる日々が重なるとは、大切なものをぽろぽろ
と取りこぼしていく日々が積み重なることでもあります。
大切なものにさわり、あいさつをしましょう。
明日のために、今日もていねいな「おやすみなさい」を言えるように。
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これって、全てに通じますよね。![]()
家族だったら、子供やパートナーにさわる。
会社だったら、部下や同僚に一日一回はていねいに向き合う。
(さわると問題になる場合もありますから…)
この本、おススメです。
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