トッド氏はまず、アメリカのイラン攻撃の背景について自らの仮説を語った。ウクライナ戦争でのロシアに対する敗北、経済面での中国に対する敗北という「2つの大国への力負け」の精神的代償として、より小さな国々への攻撃が始まったのではないか――当初はそう合理的に解釈しようとしたという。
しかし事態の進展を見て、その見方を修正せざるを得なくなったと述べた。
「アメリカではますます合理性ではなく、非合理性が働いている。その非合理性があらゆる物事を決定してしまっている」
もはやアメリカの行動に理性的な戦略を読み取ること自体が誤りだというのである。
トッド氏はこの状況を第二次世界大戦の時代と重ね合わせた。当時の中心にあったのはナチズムの暴力とあまり理性的とは言えない政治状況だった。
「アメリカは全体として反ユダヤ主義というわけではない」としつつも、イスラエルの問題を通じてユダヤ民族が再び世界の問題の中心に絡んでいることは明白だ。自身もユダヤ系であるため深い不安を覚えていることを隠さない。
「慎重に注意深く観察し、判断していくことが必要だ」
現在の国際秩序における驚くべきパラドックスを指摘した。
「西洋の国々のリーダーたちの振る舞いは、ビクビクしていたり、勇気がなかったりしている。一方、中国やプーチンをはじめとするロシアの指導者たち、さらにはイランの指導者にしても、独裁者と言われているリーダーの方が合理的に物事を判断し行動していると言えるのではないか」
自由民主主義の陣営の指導者たちが理性を失い、独裁国と呼ばれる国々の指導者の方が理性的であるという皮肉な事態に我々は直面している。
アメリカでは圧倒的多数が戦争に反対しているにもかかわらず、政府は戦争を遂行している。選挙が意味を持つのかさえ怪しいと指摘し、「アメリカはもはや民主的な国家ではなくて、“帝国システム”のようなものになって、内政・外政問わず暴れてしまっている」と断じた。
「かつてヒトラーがあそこまで突き進んでしまうとは誰も想像しなかった。でもそれは起こってしまった」
暴力の程度がどんどん上昇している今、あらゆるケースを想定する勇気を持たなければならないとトッド氏は強調した。
「平和憲法を守るための緊急アクション」が8日夜、東京・永田町の国会前で開かれた。約3万人(主催者発表)が参加。米国とイスラエルによるイランへの軍事攻撃や、改憲に意欲を示す高市早苗政権に抗議した。約7万人(同)がオンラインで視聴した。
>反米な人は例外なく親中親露な傾向があるけど、中露に悩まされている身としては全くもって同意出来ないね
中露よりも米国、イスラエルに悩まされてると考えられない馬鹿は死ね
>改憲に意欲を示す高市早苗政権に抗議した
「日本の国益のため憲法9条を使うというのならば、それはそれでいいんですよ。ただ、高市さんや維新は憲法9条こそが日本を普通の国にしていないとさんざん批判していた。ところが今回、憲法9条をフル活用したんだなということで、ある意味残念でもあるし、結果は別として、こういう日本の国の方向は、僕は嫌ですね」と非難し、トランプ大統領と真正面からイラン攻撃が国際法上合法なのか議論してほしかったという。
高市が本当に改憲派なのかどうかさえ不明なのに、くだらんデモやってんかねえよって思っちゃったわ
(憲法に関して、高市は安倍と同じでいい加減なだけなんだろうけどね)


