トランプ米大統領は6日、イランに対して降伏を要求し、戦争終結をめぐる交渉は望んでいないと語った。米国・イスラエルによる対イラン空爆は続いており、事態が収束に向かう兆しはほとんどみられない。
イランおよび関係の深いテロ組織たちは、相当戦力ダウンが進んでおり、ほとんど抵抗はできないから、実質的な戦争はそれほど長くはない。しかし、イスラエルは続ける。そうなると、反撃手段は限られてくる。徹底したテロとなろう。
現時点でも、オマーンを含む、そのほかの中東地域、しかも米軍とは直接関係のない民間施設も攻撃している。これは、米軍施設の防衛力が高く、歯が立たず、攻めようがないから、いわば八つ当たり、苦し紛れに手当たりしだいというところだ。
イランにとって有利ではないが、もはや、イスラエルによる圧倒でイランが滅ぶのにも等しいから、理屈抜きで何でもやるだろう。となると、テロも決死の捨て身のものとなろう。となると、想起されるのが、2001年の「セプテンバーイレブン(9月11日の同時多発テロ事件)」である。あれから、何も変わっていない。それどころか、悪化している。アメリカの覇権という確固たる秩序がもはやなくなっているから、01年当時よりも、世界の戦乱は複雑化、泥沼化し、中東はアナーキズムの世界に逆戻りし、それが深刻化するだろう。
そして、これは、世界に広がる。ロシアの例を持ち出すまでもなく、いったん武力で現状変更がありとなれば(ロシアのクリミア併合を止められていない欧米、そして安倍晋三首相時代、ロシア寄りの姿勢が何より悪かった)、世界中で、ドミノ倒しのように、戦乱は拡大するだろう。いや、もうしている。これが加速する。
実際、フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、核弾頭を増やすと宣言した。これは、欧州だけでなく、南アジア、中央アジアにどんどん広がるだろう。中南米もこのままではすまないだろう。となると、実は相対的には最も静かな武力衝突地域(中国の静かに拡大する「忍び足戦略」)である東アジアも、直接的な武力衝突が起きることになるだろう。
あくまで、イスラエルによる中東戦争だ。過去の中東戦争よりも悪いのは、もう世界覇権がないアメリカが、直接参戦したことだ。
イスラエルだけでなく、今後、アメリカは孤立していくだろう。日本は約85兆円のアメリカ投資など放棄するか、少なくとも一時的に停止すべきだ。カナダ、スペイン、フランス、イギリスもアメリカと距離を置きつつある。日本もそうすべきであり、イスラエル、アメリカ、日本が孤立する世界に自ら進むほど愚かなことはない。
今後、中東戦争は世界の紛争を増やすから、世界大戦ではないが、世界的な紛争時代、戦争時代がはっきりと始まったと言えるだろう。1989年の冷戦の終結は10年しか持たず、21世紀は、再び戦争の世紀となってきた。
やはり、この世の(平和な世の中の)終わりなのである
なんの出口戦略もなく、ただ選挙に有利になるという理由だけで戦争を始めたトランプ大統領と共和党の側近たちに呆れるしかない。自国の最高指導者と罪なき国民が殺害されたイランが無条件降伏などするわけがない。アメリカが地上部隊を派遣してイランが、かつてのベトナム化するのか。水面下の交渉で妥協点を見いだせるのかわからないが、出口戦略なき戦争は戦禍の拡大以外にでぐちはない。イラン全土が焦土にならない限りこの戦争は終わらないのではないか。日本として、あからさまなのアメリカ批判は絶対せず、イランとアメリカの仲介に関与し、ペルシャ湾の安全に寄与したいが難しいだろう。明るい未来は一切見えてこない。
アメリカは日本での成功体験を他国でも再現しようとして、これまですべて失敗しています。
無条件降伏させて、政府を親米にするのに成功したのは日本だけなのですね・・・。
きっと今回も、上手く行かないと思います。
人々にも意地とプライドがあるからです。
日本人の場合は、熱しやすく冷めやすい、そして喉元過ぎれば熱さを忘れるという特性を利用されて、過去の米国に対するイメージを上書きすることで、上手く行ったのかもしれません。

