違法の可能性があることはいっさいやらず、ホワイトなことだけをやるのが理想だが、選挙は「勝ってなんぼ」の世界だ。勝つためには、どうしても “グレーゾーン”のことまでやらざるを得ないこともある。
ヒトラー率いるナチスの隆盛も、宣伝大臣のゲッベルスが当時普及してきた、新聞、ラジオ、映画などの媒体を駆使してプロパガンダを行った効果が大きい。
■SNSが発達しても“情報操作”は有りうる
一方で、論点の3つ目にあるように、情報操作、印象操作が行われる懸念も大きくなっている。『ドキュメント 戦争広告代理店~情報操作とボスニア紛争』(高木徹著、講談社文庫)という本がある。
本書では、1992年に起きたボスニア紛争で、世界的に世論がセルビア批判へと向かった裏には、アメリカのPR会社(タイトルから誤認されがちであるが、広告代理店ではない)の情報操作があったことが明らかにされている。
情報操作によって、政治が変わり、社会も変わってしまう――ということは、過去に何度も起きている。今回の知事選は「SNSがマスメディアに勝利した」と語られるが、SNSで人々が自由に情報発信できるようになったからといって、人々が操作された情報によって動かされなくなるとは限らない。
これまで述べてきたように、PR会社社長のnoteに投稿したことは、適切な行為だったとは言いがたい(PR手法が不適切と言うわけではない)。しかし、有権者側がなかなか把握できない、最新の選挙戦略の裏側を知ることができたという点で、われわれは幸運だ。
イメージ戦略、情報戦略が進化している現代において、有権者側もリテラシーの向上を図る必要がある。
SNSの特性から生まれる課題もあるという。SNSは利用者の閲覧履歴などを基にアルゴリズムが表示内容を機械的に調整するため、趣向に沿った内容ばかりを受け取る状況になりやすい。こうした現象は「フィルターバブル」と呼ばれる。
さらに、自分と同じような考え方ばかり見聞きしているうちに、それが最も正しいと思い込む「エコーチェンバー現象」も起こりがちだという。こうした現象は「ユーチューブやXで間違いなく生じている」
「情報が正しいかどうか、自ら検証することが大切だ」。真偽が分からない情報は、拡散しないよう意識することも推奨している。
切り抜き動画に関しても、候補者に都合の良い編集がされている可能性があると指摘。その上で、こう強調した。「短く切り取られた動画のみを鵜呑みにするのではなく、さまざまな情報に触れながら検証し、投稿の真偽性や政策の実行可能性を見極めることが重要だ」
注意喚起してらっしゃる方もいらっしゃるんですが、大衆は馬鹿なので
社会は悪い方へと確実に向かっていきます
もちろん、糞アベノミクスによる貧困とセットで奈落の底に突っ込んでいくでしょう

