「異次元緩和」の反動はこれからが本番…1ドル=200円の衝撃に備えよ!「ヤバすぎる円安」が止まら | 韓国の森3

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2014~2024~

 

 「海外で現地生産している企業は、ドルで稼いだ収益を円に替えて日本に戻すようなことはせずに、そのままドルで再投資していると見られます。また、証券投資でも配当金や債権の利子を円に戻さず、再投資している可能性が高い。 

 

 つまり、海外に投資された資金は日本に戻ることなく、ドルとして再投資されている。この構造の変化が円の流出、つまり円売りドル買いを増やしている可能性があります。このような動きも円安の流れを決定づけていることに留意する必要があると思います」

 

 輸出で潤う企業が円安の恩恵を受け、海外から輸入して国内で売る小売業は苦境が続く。もちろん、そういった小売業からモノを買わざるを得ない庶民の生活はますます苦しくなっていく。

 

  「一般的に、円安は株価にプラスの要因とされます。しかし、円安でメリットを受ける業種で働く人と、デメリットを被る業種の人の数を比較すると、デメリットを被る業種に携わる人のほうが多いと考えられます。具体的には小売業です。輸入物価の上昇によって、仕入れ価格も影響を受けやすく、それを小売価格に転嫁しづらいからです。

 

  また、リタイアした高齢者にとって、賃金の増加は基本的に関係ないので、物価上昇の影響を強く受けることになります。インバウンドの恩恵もなく、海外へ旅行に行くことも相当難しくなる。高齢者にとっては、円安が続くことはデメリットが大きいと考えられます」

 

 「現在の日本のインフレ率は2%台後半ですが、これは政府による電気・ガス料金を抑制するための補助金があるためで、それを除くと3%台前半。ガソリン代の補助を除けば、それ以上に跳ね上がります。これが実際のインフレ率と言っていいでしょう。

 

  しかも、3年前の水準と比べると、消費者物価全体で7%も上昇しています。食品に限れば16%、エネルギー価格も18%上昇しています。3年前と比べた物価上昇率は、生活実感としてそれらに近いでしょう。 

 

 本来、このインフレに対応して、日銀は金利を上げないといけないはずです。とくに最近は欧米も日本もインフレ率は同程度ですが、欧米は政策金利が4~5%台なのに、日本はマイナス金利が解除されたといっても、ほぼ0%。金利からインフレ率を引いた実質金利で、日本は世界で圧倒的に低い状態にある。今のままの金利では、円安も止まりません」 

 

 しかし、日銀が迅速に金利を上げることはなさそうだ。

 

 「日本の国債発行額は、経済規模から考えると、先進国で突出して多い水準です。しかも、その半分以上を日銀が保有しています。この状態で金利を急上昇させれば、まず、国としての利払い負担が増します。また、住宅ローン金利も上がるため、国民生活にも影響が出る。日銀はこの影響を最小限に抑えたいから、ゆっくりとした利上げしかできないのでしょう。現時点で、次の利上げは9月か10月になるという見方が市場では多い。 

 

 結局のところ、安倍晋三政権下で始まった日銀の黒田東彦前総裁による「異次元の金融緩和」が円安の要因だ。

 

  「アベノミクスと黒田異次元緩和は、日本経済停滞の原因はデフレにあるとしました。思い切った金融緩和で為替を円安にして物価を上げれば、景気がよくなり、日本経済は復活するというのがその理論でした。 

 

 しかし、それは間違っていた。デフレは原因ではなく、結果です。景気が悪いから、物価が上がらなかった。ではなぜ、景気が悪いのかといえば、日本企業の生産性が上がっていないからです。それを放置したまま、為替だけを円安にしても、景気がよくなるはずがない。むしろ国民の生活は苦しくなるだけです。11年に及ぶ壮大な社会実験の結果、得たことといえば、金融政策だけでは経済をよくすることはできないという教訓だけでした」

 

 「『マイナス金利』という看板をおろしただけで、超緩和的な状況はあまり変わっていません。日銀はジレンマに直面しています。金利を急に引き上げていくと、国内で問題が起きる。

 

  しかし、金利の安定を重視すると円安が進んで、インフレで国民は苦しみます。インフレで預金の実質価値が目減りしていることに気づく人が増えたら、外貨建て金融商品へのシフトが加速して円安はさらに進みやすくなる。『異次元緩和策』と呼ばれた、壮大な社会実験のツケを今後長年にわたり、日本人は払い続けることになるでしょう」(加藤氏) 

 

 物価高はこれからが本番という厳しい現実が庶民を待ち受けている。

 

 

消費者の体感による物価上昇率は2-3%程度では無いですね。 概ね10%程度は上がっているものが多いし、外食に至っては20%程度値上げされている。宿泊施設も10-20%以上値上げされているところが多いように感じるし、体感の物価上昇率と日銀や政府発表の物価上昇率との違和感が大きい。 

アベノミクスは円安による輸出振興を一つの目的とした政策だが、日本では極一部の輸出企業にプラスで、多くの輸入企業や消費者にはマイナスの結果をもたらす。企業業績が円安で好調と言っても、連結決算なので日本国内で儲けているわけではなく海外の利益が円換算で増えているだけ。その利益をわざわざ日本に戻すことはまず無く、現地法人で再投資されることが多い。 つまり財界が求めた円安にしても日本国内が潤うことはほとんどないのが現状だ。 

国民を苦しめるアベノミクスという愚かな政策は、いつになったら失敗だったと認識されるのだろうか。

 

最近の物価上昇は異常です。殆どの商品が20%以上になっており、更に値上げが当たり前に。海外旅行は、コロナ前に比べて2倍〜3倍になって、サーチャージ料も5万円以上追加されています。年金暮らしは年金は上がらず介護保険料も上がっています。

  安倍政権は本当に悪の根源でした。統一教会然り、政治資金問題、堕落、都合の悪いことは嘘答弁、官僚人事何もかも自分達に都合の良いように支配してきた結果、今の悲惨な現状があります。取り返しのつかない20年だったと思います。これは国民にも責任があります。政治家の虚弁を見抜けず微々たる幸せに満足してしまったことです。自民党という政党は骨の真髄まで腐り切ってしまいました。このまま何も手を打たなければ、国民の暮らしはますます厳しくなると思います。

 

ホテルの値上げも2倍3倍はザラだとか、高級料理店もまるで別の店のような値上げ。それでも外国人観光客は喜んでくる。日本の物価は観光から上昇するのかもしれません。超円安で日本だけがいつまでも世界で最も高い電気ガソリン代を払っている。エネルギーの世界流通は一昨年からもう戦争前の水準まで下落しています。日本の重要な土地資源が超バーゲン価格で外国資本に買いまくられていますが、対策はされていない。地区ぐるみで外国のものになっていく、その点の報道も怖いぐらいにありません。

 いずれ家賃も上がればアメリカのようにホームレスも急増するかもしれません。怖いほど報道がありませんが米国は今物価高騰に賃上げが全く追い付かずあちこちで押し込みが発生し、薬中だらけ、自殺は過去最高と大変な社会になっています。ドイツも同様にインフレの生活困難でストライキだらけだとか…。日本もこうなっていくのでしょうか

 

 

amebloってタイトルに字数制限あるのか? 楽天ブログよりずっと使いやすいんだけど、そこだけマイナスだな