日生ファミリーフェスティバル「ヘンゼルとグレーテル」後記その3 | 小林沙羅オフィシャルブログ「小林沙羅のきまぐれ日記」Powered by Ameba

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ソプラノ歌手、小林沙羅のブログです。
出演する演奏会についての日記を中心に、忘れてしまいたくない大切な日々を綴っていきたいと思います。

お菓子の家が爆発!!
びっくりしたヘンゼルとグレーテルがそろそろと目を開けてみると・・・

そこには、魔女によってお菓子に姿を変えられていた子供たちが、
目をつぶって立っていました。

グレーテルが触ると子供たちは目を開け、
ヘンゼルが魔法の杖をつかって呪文を唱えると、
子どもたちの魔法は解けました!!

ヘングレ


 魔女は窯で焼かれてカリカリのお菓子になりました!

ヘングレ

 
 
ヘンゼルとグレーテルを探しに来た
お父さんとお母さんとも再会し、皆で喜び合います。

「苦しい時には神様が助けて下さるのだよ」
とお父さん。

ヘングレ

 
 
「苦しい時に神様が助けて下さる」
と皆で大合唱をして幕が閉まります。

ヘングレ

 
今回の演出では最後に、
再生を意味する緑の若い木が、舞台の真ん中に現れます。

ヘングレ

 
 めでたしめでたし!

(完)



今回の「ヘンゼルとグレーテル」の演出家、広崎うらんさんは、
ダンサーさんでもあり、普段はダンスの振り付けをされている方、
ということもあって、
ダンスのシーンなど、振り付けが本格的!
難しいステップなどもあり、稽古では筋肉痛になったり、
あざができたり大変でしたが、でも、とても刺激的で楽しい時間でした。

本番では、子供たちの楽しそうな笑い声がたくさん舞台にも聞こえて来て、
演じていてもとても楽しかったです!

特におネェの魔女が網タイツ一枚になるシーンでは子供たち、大喜び!
全て持って行かれてしまいました(笑)

この作品は音楽的にもとても良くできていて、
子どもでも、大人でも、クラシック音楽に深く精通している方でも、
みんなそれぞれの方法で楽しむことができる作品だと思います。
演出も、いろいろ楽しい工夫ができるシーンが用意されているので、
様々な演出で楽しむことができる作品だと思います。

グレーテル役は、今まで演じて来た回数としては一番多い役ですが、
いつも、それぞれの演出によって、
新しいグレーテル像を作るのが、ひとつの楽しみです。
今回は特に、全く新しいグレーテルが出来上がったので面白かったです。

次はいつ、どんなグレーテルを演じられるのかな。
また次の機会を楽しみにしています♪

音楽的にも、声楽的にも、言葉を客席に伝える、という面でも、
様々な発見がありましたので、
今後にめいっぱい活かしていきたいと思います。

次のオペラは2014年2月の「こうもり」アデーレ役(東京、金沢)、
3月には甲府で、源氏物語を題材にした新作オペラ「MABOROSHI」の
紫の上役も予定されています。
こちらもとても楽しみです!

詳細はまた追ってブログでお伝えします☆