エルガーのオラトリオ「生命の光」を終えて | 小林沙羅オフィシャルブログ「小林沙羅のきまぐれ日記」Powered by Ameba

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ソプラノ歌手、小林沙羅のブログです。
出演する演奏会についての日記を中心に、忘れてしまいたくない大切な日々を綴っていきたいと思います。

本日ひどい雨風の中、会場に足を運んで下さった方々、

本当にどうもありがとうございました!


今日の演奏会は、

台風の中、日本初演の名曲を演奏するんだ!!という演奏者達のパワーと、

それを聴き届けに来たんだ!!というお客様のパワーが会場に溢れていて、

いつも以上に客席との一体感を感じました。

拍手が本当に嬉しかったです!!!


今回は何と言っても合唱が素晴らしかったと思います。

もちろんエルガーが合唱に美しいメロディーやハーモニーを作曲している、

ということもありますが、

それはアカペラであったり、ピアニッシモで高音であったり、

難しい部分もたくさんあったはずなのに、

それを暗譜で、そして美しい音色で歌い上げた合唱団はすごい!!


それから、東京交響楽団の皆さんは

リハーサルの時も、オケの中で、どうしたらバランスが良くなるか、

どうしたらこの音色にできるか、など、話し合っていて、

音楽に真剣に向き合っている姿勢がとても印象的でした。

また12月に第九でご一緒できるのが本当に楽しみです。

また、コンサートマスターの大谷さんがとっても素敵な方で、

その優しいお言葉と笑顔のおかげで、のびのびと歌わせていただけました。

指揮者の大友さんも、お人柄にも指揮にも安心感があって、

おかげさまでリラックスしたいい状態で歌わせて頂けました。


そして今回は個人的な事ではありますが、永井先生と共演させて頂けたのが光栄でした。

大学時代、永井先生の日本歌曲の授業で、

先生の音楽に対する情熱や厳しさ、愛情にいつも感動していたので、

共演させて頂けて感激でした。

また、イギリスからいらしたクエンティンさんとクリスさんも、

長旅の疲れを感じさせない演奏で、お二人ともやはり合唱団の事をとても誉めていました。

やはりイギリス人の歌う英語は、私にはなかなか真似できない「何か」がありますね。


私自身の事に関しては、等身大の自分が見える本番だったので、

全部の今日感じた事を自分の中にしっかり刻みこんで、勉強を重ねたいと思います。


なんだか個人的な覚書みたいになってしまってすみません(>_<)

こんな時間ですが、興奮冷めやらぬ今のうちに勢いで書いてしまおうと思って書き上げました!


お客様に、共演した皆さまに、スタッフさんに、エルガーに、感謝☆