お久しぶりです。皆様お元気ですか?前回のブログ更新から1か月以上経ってしまいました。(テレビのお知らせは除く)。おかげさまで今年は風邪もひかず、元気にやっております!!
今は日生劇場「ヘンゼルとグレーテル」の稽古の真っ最中です。体中筋肉痛になりながら毎日頑張っています。この事についてはまた追い追い書くとして、まずはこの1か月にあった大きな本番2つの事を書きたいと思います。
☆まずはひとつめ☆
9月初めには前回の記事にも書きましたが、サイトウキネン・フェスティバルに参加し、子供のためのオペラ「ヘンゼルとグレーテル」に出演して来ましたギュッと詰まった稽古はとても充実したものになり、共演者たちともわいわい仲良く、楽しい時間でした。
会場はまつもと市民芸術館の大ホール。客席が赤くて素敵です。でも当日はみんな制服(夏服)で白いブラウスだった事と、インフルエンザ予防のためほとんどの生徒さんがマスクをしていたため、客席は雪が降ったように白くなってました!
舞台セットは本格的なもの。お菓子の家は真中から割れて両側に開き、部屋の中が見えるようになっています。ちゃんと2階建てで、階段ものぼれます。舞台裏はマッチョな男の世界です。綱引きのようにして大きな舞台セットを転換して行く様子は、なかなかの迫力でした!
共演者はみんな同世代で、世界各地で勉強している人達。そして指揮者であり指導者でもあったピエールはドイツ語、英語、フランス語、イタリア語を使いこなし、稽古場はいろいろな国の言葉であふれ、刺激的でした。
当日は小澤征爾さんもいらっしゃり、終演後には「よかったよ」と言って下さいました♪聴きに来ていた中学生は元気いっぱい、叫び声、笑い声、話し声いっぱいの開演前とは打って変わって、演奏が始まると静かに集中して聴いてくれました。今回初めてオペラを聴く、という中学生がたくさんだと思うので、責任重大です。楽しんでもらえていたらいいな、と思います。
グレーテルという役は、どうも声もキャラクターも、今の私にピッタリな気がします。今年は私にとってグレーテル年。この役に巡り合えてよかったです。次は11月8日、日生劇場にて。全く違う演出で、全く違うグレーテルちゃんを演じます