実は1月末頃に、父の引っ越しが急に決まりました。

 

実家で一人暮らしをする89歳の父は、昨年の11月にインフルエンザで自宅で倒れそのまま入院。

 

 

詳しくはこちらをどうぞ!

父、退院しました!Welcome back, Dad!

 

 

無事に退院はしたのですが、娘としてはやっぱり心配です。

 

神奈川の実家、そして父が入院していた病院までは、都内の私の自宅から door to doorで1時間半を超えます。同じく東京に住む姉の自宅からは、2時間以上かかります。

 

今後何かあったときにすぐに飛んで行って会える距離、そして今後もできるだけ多くの時間を一緒に過ごしたいという私たちの希望を聞き入れ、父は東京の高齢者向け住宅の入居の順番待ちをしていたのでした。

 

父はまだまだしっかりしているので、キッチンにお風呂付き、洗濯機も置けて、部屋でお酒も飲める(←大事)、このような自立型の高齢者も入居できる施設です。

 

外出も外泊も自由で、どちらかというと、安心度が高い、より便利な普通のワンルームマンションに引っ越すような感じ。

 

入居までどのくらい待つのかまったくわからなかったけど、なんとなく3か月から半年くらいはかかるかな~とのんびり構えていたら、あっと言う間に順番が!

 

1/31からは新居の家賃も発生。

でも、すぐには引っ越せないので、まずは2月の中旬で引っ越し日を決め、現在の住居は今月末までに「実家じまい」をして退去となりました。

 

というわけで、2月の最初の週末から「実家じまい」大作戦が始まっています。

 

これが大変な作業...!

 

わずか1カ月の間にすべてを片付けるなんて、ほんと、至難の業です。

 

それでも、なんと80%くらいは終わらせることができて、今週末持てる力を全部出して頑張れば、来週、父は無事に引っ越せます。

 

さて、この「実家じまい」という言葉。英語で何と表現するでしょうか?

 

ぴったりな言葉はなくて、こんな風に説明をするようです。

closing down the family home 

 

そのまんまですね。

 

今回、倉庫やクローゼットから、色んなものが出てきてびっくり。

両親のものだけでなく、無くしたとばかり思っていた自分の小学校の文集や絵、大学の卒業アルバムや写真、ノート、手紙類なども母がずっと保管をしていたようでした。

 

ちなみに母は2018年の夏に亡くなっています。

 

たくさんの想い出がつまったものを捨てないといけなくて、精神的にちょっと辛くなったり、膨大な作業量は身体的にも大変であったりすることは間違いないけど、

 

Family historyをざ~っと振り返る機会に恵まれ、自分もこれからはどういう生活スタイルを確立していくべきかなど、じっくりと考えるチャンスにもなっています。

 

こんな風に断捨離を粛々を進めているのですが、実は、捨てずに持ち帰るものもあります。

 

その中のひとつがこれ。

 

 

何年もリビングの片隅に置いてあって、実は、ずぅっと欲しかったのですが今回譲ってもらいました。

 

THINK」は、IBMの創業者であるトーマス・J・ワトソンが掲げたモットー。

 

この手のひらサイズの置き物は、父が若かりし頃、IBMのセミナーに参加した際にもらったんだそうです。だから50年くらい大事に持っていたってことかな。

 

「考えることが進歩の原動力」

 

ぼぉ~っとしていないで、これを毎日見て、ちゃんと考えて生きていこうと心の誓った次第です。