つづきです
よろしければ
前編からご覧下さい
↓こちら↓
船は
地御前神社
↓
長浜神社
↓
大元神社
↓
客人神社
と順次、祭典を終えたのち
神々さまは
御本殿にお戻りになられるのですが
縮小版とはいえ
21時頃になるので
それまでに腹ごしらえを
宮島の商店街は
管絃祭とはいえ
早々に店仕舞いしてしまうので
数少なく開いているお店を
探しに出かけました
と、その前に今回は
清盛神社さまを
見過ごす訳にはいきません
私は宮島に行くと
時間がある時は
大元神社さままで足を延ばし
清盛神社さまの
清盛茶屋さんのそばのベンチに座って
海を見ながら三線を
弾かせていただいています
しかし、清盛神社さまでは
まだ三線をご奉納したことが
ありませんでした
清盛公なくして
厳島神社さまの再建も
管絃祭も
行われることは
なかったと思うと
このタイミングで
三線をご奉納させていただく喜びに
溢れていました
こんな時のために
手短に歌えるおめでたい曲
「めでたい節」
三線のお稽古でも
練習しているので
功を奏しています
※清盛神社さまにて
Tさん曰く
管絃祭の日だからか
いつもより三線の音が
クリアに響き渡っていたと聞いて
嬉しかったです
急いで商店街に向かいましたが
ほぼ、お店は閉店していて
辛うじて
開いていた飲食店さんは
錦水館さん系列の
まめだぬきさんでした
穴子と牡蠣で迷いましたが
牡蠣フライ定食に
心を奪われました
美味しかったです
すっかり日が落ちて
厳島神社さまに
再び入場する頃は
おおまがどき
灯りが燈る
厳島神社さまも
幽玄で美しいです
大鳥居のライトアップも
残すところあと数ヶ月ですね
この日は夜9時まで
一般客は厳島神社内を
観覧できました
大鳥居の脇から
船が戻って参りました
客人社さんの前で祭典と
管絃の奉奏がされると
回廊の狭い枡形に入って
船は三匝しながら
管絃を奉奏します
慣れない船のためか
ちょっとしたハプニングが起こります
本来であれば
もっと大きな御座船が
ダイナミックに廻る
クライマックスを迎えます
漕ぎ手の労を讃え
歓声と拍手が湧き起こり
熱氣はピークに達します
祭好きにはたまらん笑
船が廻り終えた後は
御鳳輦のご神体を
ご本殿にお戻しする還御の儀が
執り行われるのですが
その際、御鳳輦の上に
取り付けられている
金の鳳凰に
触れることができれば
幸運に授かれるということで
皆さん、ワクワクと待ち侘びるのですが
当然、縮小版なので
こちらもカット
来年は大鳥居のお披露目と共に
本来の管絃祭が
執り行われる事を
切に願っております
22時を廻ったところで
そろそろ船の時間では…
というTさんの一言で
我に返る私とSさん
暗闇の中、船が進む様子を見て
まさかあれが最終便じゃないよね?
と、祈る思いで桟橋に向かう…
まさか?
まさか?
嘘でしょ?
無情にも
次の時刻の
電光掲示板は消えており
あの時
見た船が
最終便でした
どう足掻いても帰れません
元々、縮小でなければ
宮島で車中泊する予定でしたが
日帰りするつもりで
渡っているので
お泊まりする準備はしていません
幸い、Tさんが車で宮島に渡ってきており
車中泊されるのは
周知しておりましたが
行くあてのない二人を
快く受け入れて下さり
シートも満足に倒せない中
快適に過ごせるよう
空調を整えて下さり
本当に感謝しかありませんでした
わざわざ、いつでもトイレに行けるようにと
桟橋駐車場に駐めていただいたものの
桟橋のトイレは夜間になると
鍵がかかり使えない事が判明
私は朝までトイレ知らずでしたので
問題なく過ごせましたが…
始発の船は6:45
これを逃すと次は一時間後でした
Sさんはこの日
お仕事が入っており
私はこれと言って
困る事は何もなかったのですが
強いていえば
水汲みに行かなくては…
早朝、私はまだ目が覚めきらぬ内
Tさんが車を動かし始めました
始発の前に
車で鷹巣浦神社さまに
お詣りです
可愛らしいハマゴウの花が
咲いていました
こちらに直接伺うのは
昨年の宮島一周以来です
あの時は大変な思いをして
到着しましたが
車だと10分とかからないのですね
始発の船の時間はすっかり
頭になくて
呑氣に三線をご奉納
時刻が迫っていたようで
急いで桟橋に向かうと
出航2分前
神さまの時間調整は
完璧とはいえ
ヒヤヒヤしました
全員、無事に始発便に乗って
帰路につきました!
今回、最終便の船に乗り遅れるという
シャレにならないオチでしたが
終わってみれば
こんなことは滅多にあることじゃないし
貴重な体験と思い出の
管絃祭となりました
最後までご覧いただき
ありがとうございました