こんにちは、Sarahです。
大手住宅メーカー勤務の
インテリアコーディネーターです。
住空間を通して
人を幸せにすることが
インテリアコーディネーターの責務です。
インテリアに興味があり、
自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に
手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。
魯山人とお正月行事に学ぶ日本人の美意識
新年、明けましておめでとうございます。
今年も昨年以上に、たくさんの発信をしていく
予定です。よろしくお願いします。
京都 何必館・京都現代美術館の中庭
かひつかんと読みます。
魯山人の器が展示されている建物の一角です。
作品のような樹木の佇まいが印象に残りました。
中庭を介して見える和室の室礼。
和室に飾られた器と花のバランスが美しい。
決して狙ったわけではないのに、洗練された空気を
放っています。
日本人の美意識は、学ぶものではなく、私たちの
DNAに刷り込まれていると感じました。
京都大人旅から一週間、年末を実家で過ごす為、
再び関西に向かいました。
関西で過ごす年末年始は、寒さも和らぎ、
穏やかに新年を迎えることができました。
満ち足りた気分を味わうことができます。
年末年始は、実家に帰るため
祝い箸は両親の分も含めて購入しました。
ねずみのデザインだけではなく、各々の干支を
選んで揃えました。
初春のしめ飾りは、屋内装飾用です。
百貨店のリビングフロアの一角に
お正月を迎える準備のコーナーがあり、
楽しんで選ぶことができました。
中川政七商店の花ふきんとかや織ふきんは
お年賀用です。
カラフルなおみくじ箸も一緒に。
紅茶党の母のために、マリアージュフレールの
ティーバックを2種類用意しました。
今回、実家で食器棚に並ぶ和食器の豊富さに
気がつきました。
先日、京都旅で訪れた何必館(かひつかん)で、
魯山人展を見たことがきっかけだと思います。
これまで、全く目に留まることのなかった
織部の器は、魯山人展で見たものと似ていたため、
食器棚から取り出して眺めました。
ベースの色合いと独特の文様には、惹きつけられる
何かが在ります。
ツバキの花が描かれた大きな菓子鉢が、
今回、最も心惹かれた作品です。
大きな器に大胆に配された白と赤、さらに
黄色のツバキが圧倒的な美しさを醸し出しています。
また、お正月の道具には、独特のものがあります。
重箱をはじめとする漆器類。
屠蘇器や雑煮碗などは、一年で三日間だけ
使われるものです。
嵩張るため、収納も考えなくてはいけません。
漆器は、慎重に取り扱う必要もあります。
整理収納の面と家事の機能性を考えると、
真っ先に仕分けを考えるアイテムになります。
なくてはならないものではないですが、
割り切って無くしてしまうのは、寂しい気がします。
収納スペースを見直し、いつか母が大切にしている
漆器類や織部などの器を譲り受けたいと思います。
魯山人と一連のお正月行事が教えてくれた
日本人の美意識を大切にしたいと思いました。