こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカー勤務の

インテリアコーディネーターです。

 

住空間を通して


人を幸せにすることが

インテリアコーディネーターの責務です。


インテリアに興味があり、

自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に

手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。



TVドラマ『シャーロック〜アントールド 
ストーリーズ〜』キャラクターに似合うインテリア

似合うは、洋服やメイクなど身につけるものに
対して使われることが多い言葉です。
また似合うは、人から言われることでその言葉の
輪郭がくっきりとします。

心の赴くままにさりげなく発する言葉ですが、
受け取る側をこの上なく幸せにしてくれる
魔法のワードです。

今回、『シャーロック』の中で、
岩田剛典演じる令和ワトソンが暮らす部屋の
空気感が、彼のイメージと重なります。
人とインテリアの持つ雰囲気が重なることから
似合うが引き出されると私は思います。

大きな窓から柔らかい日差しが差し込むリビング。
大小たくさんの観葉植物一つ一つに、丁寧に
優しい表情を浮かべなから水遣りをする姿は、
知的で決して攻撃的ではない彼のキャラクターを
紹介する場面だと思います。

自宅のシーンで度々映し出されるキッチンにも
たくさんなこだわりが散りばめられています。

ヘリンボーン状に貼ったリビングの床とは異なり、
キッチンの床は黒のタイルもしくはPタイル
で仕上げられています。

coordinator‘s eye

LDKの床を張り分ける場合、
キッチンの床材だけを変えることがあります。
リビングとダイニングは、無垢フローリング床材を
使い、キッチンスペースをタイル仕上げにする
ケースなどが1つの例です。
今回の令和ワトソンの部屋もそうなっています。

無垢フローリングとは?
合板や集成材とは異なり、
使用する形状で丸太から切り出した木材。
天然木本来の風合いを持つ。
〜コトバンクより一部抜粋〜

キッチンの壁だけでなく、床にも使われることの
多いタイルですが、短所と長所があります。
短所の1つ目は冷たいこと
キッチンでの立ち仕事が長くなると、足元から
冷んやりとしてきます。
2つ目は堅いこと
堅い床に立ち続けると脚が疲れます。
また誤って落とした食器が割れやすいことも
特徴として挙げられます。

長所も2つ挙げるのであれば、デザイン性の良さ、
多様さと水に強く、メンテナンスが楽という点です。

短所と長所を比較、検討して採用を決めてください。


『シャーロック』に登場するキッチンは、
黒の床、白いプラットホームタイプの壁タイルと
白いモザイクタイルで作ったキッチン前カウンター
など、モノトーンで色構成されています。

いわゆる食器棚はなく、オープンラックに
スタイリッシュ家電が整然と並べられています。
オープンラックの背面の壁はブルーグレー。
シンプルでマニッシュなスタイルです。

コンクリート打ちっ放しの天井から吊るされた
ペンダントは、ルイス・ポールセン社の
PHシリーズです。
 
キッチンを構成するパーツは、比較的手に
入りやすいものなので、素敵だなと思うところは
真似をして自宅に取り入れることも可能です。

好きなものを集めて、あなたらしい、あなたに
似合うインテリアを見つけてください。
真似ることも大切なコツの1つです。