こんにちは、Sarah(さら)です。

 

大手住宅メーカー勤務の

インテリアコーディネーターです。

 

住空間を通して

人を幸せにすることが

インテリアコーディネーターの責務です。

 

インテリアに興味があり、

自宅を自らの手でおしゃれにしたいと思う方に

手に入れておくと役にたつ基本的なセオリー(理論)をご紹介します。

 

理想の家づくり〜結婚できない男〜

 

インテリアコーディネーターとして約30年間、

担当した住宅は800棟を超えました。

 

お客様からの『私はセンスがないので…』という

フレーズは、何百回も耳にした言葉です。

また営業を通して『センスの良いコーディネーター

を希望します。』とおっしゃる方も少なく

ありません。

 

一部の天才と呼ばれる人を除いて、

生まれつきセンスの良い人はそれほど多くないと

私は思います。

 

ファッションと同じで、センスの良し悪しを

判断する基準は、人によって異なります。

センスは感覚的なものより、年齢や生活環境などに

左右される面もあります。


センスという言葉、その捉え方をもう一度

一緒に考えていきましょう。



さて、理想の家づくりのために外観や間取り、

インテリアスタイルなどを調べる方法は

たくさんあります。

例えば、住宅雑誌やインテリア雑誌をはじめ、

インスタグラムやピンタレストなど、

気軽に情報を手に入れることができます。

もちろん、映画やTVドラマなどからもヒントを

見つけることもできます。

その中で今回お勧めしたいのは、この秋続編の

放送が決まった「結婚できない男」です。

 

2006年放送のTVドラマ「結婚できない男」

阿部寛さん演じる主人公の建築家桑野さんが

お客様に設計案(コンセプト)を説明する言葉には

学ぶことが多かったことを覚えています。

当時はまだ珍しかったペニンシュラキッチンに

こだわりを持っていたことも斬新でした。


住宅あるあるもたくさん散りばめられていて

見ていて楽しいです。


主人公が暮らすマンションのインテリアにも

素敵が満載されています。

ペニンシュラキッチンをLDKの中心に据えて

一人暮らしでもきちんと料理をするだけでなく、

片付けや掃除の仕方もお手本のように完璧でした。


有名な建築家、フランク・ロイド・ライトが

デザインしたタリアセンと名付けられた

エレガントなフロアスタンドがさりげなく

置かれていました。


このドラマを見て、このランプを認知した人も

多いのではないでしょうか。


ただ、ここでチェックして欲しいのは、主人公の
暮らす自宅のインテリアではなく、彼の仕事に
対する真摯な向き合い方や、家に対する情熱、
間取りに対するまっすぐな想いです

頑固で偏屈だけれど、一流のセンスを持つ主人公。
ストーリーに散りばめられた彼のセンスを探して
理想の家づくりの参考にしてはいかがでしょうか。