こんにちは、Sarahです。


大手住宅メーカーで
インテリアコーディネーターの
仕事をしています。


住空間を通して
人を幸せにする職業
インテリアコーディネーターです。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツをご紹介していきます。

インテリアはセオリーを理解する
時にはプロレベルの成果を得ることができます。
難しく考えないで、まずは私がご紹介する
理論に沿って実践してみてください。

〜インテリア探訪/
ザ・パークフロントホテル アット
ユニバーサルスタジオ ジャパン〜


洗練された上質な空間 を構成するもの

シンプルかつスタイリッシュである
機能的である
静かである
非日常的である
光によって表情が変わる
アートがある
景色を絵画のように切り取る
心地よい空気感に満ちている

さて、インテリア検証開始です。

ラグジュアリーフロア専用チェックインスペース

アートの飾り方
フロアスタンドの位置
この二つに注目してください。

美術館で見かける絵に直接光を当てるのは
スタンダードな手法ですが、
フロアスタンドの間接的な柔らかい光を
使ってみるのも一つの方法です。

この場合、絵画に影が出来てしまいますが、
敢えて光と陰を作り出すことで
非日常感を演出することができます。

ソファ背面の壁には大きな鏡があります。
鏡にアートが写りこむことで
より一層、絵画や写真に奥行きがでます。

玄関ホールやLDKなどの壁面に取り入れたい
手法の一つです。


ベッドのヘッドボード側


ベースはグレイッシュな無地のベージュ、アクセントに同系色縦ストライプの壁紙を重ねています。 

壁紙を貼り分ける場合、大抵継ぎ目が目立ちます。
絵画や写真のように額縁で壁紙をフレーミングすると
継ぎ目を隠す以上の効果があります。

額縁で囲まれたアクセント壁内部に、写真3枚を均等に配置しています。

額縁はシャンパンゴールドで壁紙に馴染ませて。


加えてこの空間は全てシンメトリー、左右対称で構成されています。
3枚の写真の真ん中に同じスクエア(真四角)の
時計が置かれています。

枕元の照明を点けました。

両側のアクセント壁を下から照らし上げています。
光が入ると部屋の雰囲気がずいぶん変わります。

ベッドサイドにテーブルスタンドを置き、
アッパーな光を点けると一気に
ホテルライクなインテリアに近づきます。


洗面化粧台がドレッサーのように
部屋の中に置かれています。

両サイドに照明器具が埋め込込まれたミラー。

メイクをするために必要な灯りは
この位置が理想的だと言われています。
照明メーカーと美容部員の方から伺った話です。

天井に取付けられた木製ブラインドを降ろすと
化粧台スペースを仕切ることができます。

木製ブラインドを間仕切りに使う
おしゃれな例です。



床仕上げは部屋と同じタイル仕上げです。
壁面は一面のみ濃い色を使っています。

ピュアホワイトのシンプルな便器、
シルバーの紙巻きとリモコンのみの内部空間です。

洗面化粧台の位置に合わせて床材が変わっています。

黒と白のストライプが印象的なカーペットは
この部屋で唯一の柄です。

この部屋のテーマは未来のアメリカ

時空旅行の最上階にあるこの部屋に私が感じた未来は、無駄なものがないシンプルな空間構成です。

窓から見える風景も幻想的

番外編

USJ内Harry Potterショップの壁面
タイルの色味とアンティーク風の額縁やミラーの
バランスが素敵です。