こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカー勤務の
インテリアコーディネーターです。

新しい年、多くの人が仕事始めから約一週間
そろそろ疲れてきた頃ではないでしょうか?

今日も隣の席から
『あー、もう一ヵ月働いた気分。まだ一週間しか
たっていないのに。』と大きな独り言が聞こえて
きました。

年末の慌ただしさを何とか乗り切って迎えた
冬休みでしたが、明けてみると
また師走とは違う切迫感があります。

さて、お客様から
『感性を磨く方法を教えてください。』
と聞かれることがあります。

とても難しい質問です。

『感性』は目に見えない形のないものです。
正解もありません。

私がいつも心に留めているのは
『美しい思想は、美しい言葉から生まれる。』
というシンプルな言葉です。

荒々しく、乱暴な言葉からは
その言葉通りの発想しか浮かばないと
信じています。

美しいものと美しくないものを
きちんと区別出来ることは
『感性』を理解するきっかけになります。


感動する心を育てることも大切です。
固まらないで柔軟に動き続ける心を持つことです。

『感性』は毎日少しずつ小さな感動、心の揺れを
積み重ねていくことも大切だと思います。

ちなみに私は少なくとも月に一度は美術館や
美術展に出かけることを心がけています。

絵画や彫刻など展示されているものの中には
好き嫌い以前に吸い寄せられてしまう、
静かだけれど圧倒的に力強い作品があります。

その作品の前でしばらく立ち停まります。

平日、午前中の美術館は人気のある企画展で
ない限り、大抵空いていてゆっくりと過ごせます。
作品のみならず、その空間を独り占めできることも
できます。


兵庫県芦屋市にある
『KHギャラリー芦屋』
予約制のため、この日この時間帯の見学者は
私たちを含め2組でした。

心ゆくまで、この空間とこの時間を
堪能することができました。

『感性』はゆっくり時間をかけて
少しずつ、少しずつ積み上げていくものです。
ほんのすこしでもいいので
日々の生活の中で美しいものに触れ、感動し、
心の揺れを感じることを意識してください。