こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカー勤務の
インテリアコーディネーターです。

住空間を通して
人を幸せにすることが
インテリアコーディネーターの仕事です。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツを紹介していきます。

〜素敵な言葉を探す〜


今回はインテリアの話から少し離れます。

少し前、代官山の蔦屋書店て
江國香織さんのサイン本を買いました。
本のタイトルは『物語のなかとそと』

仕事関係の雑誌や専門書を読むことは日常的ですが
小説ゆっくりと読む時間を取ることはできません。
スキマ時間を利用して読むことができないのもこの
類の本です。

クリスマス休暇で利用した新幹線で、
しばらく本棚で寝かせていたこの本を
集中して読むことにしました。

目的地についた時、しおりは丁度真ん中の位置、約半分まで読むことができました。

江國香織さんの紡ぐ言葉を一つ一つ噛み締めながら、
時に反芻をしながら読んでいくと、どうしても時間が
かかります。




第1章の『書くこと』
第2章の『読むこと』では、
江國香織さんは海外の絵本を中心に 
たくさんの本を紹介しています。

私にとっては馴染みのない絵本のジャンル。
作者はもちろん、知らないタイトルが並びます。
特に気になったのは
ヨックム・ノードストリーム作
『セーラーとベッカ』シリーズ5冊 (偕成社)

マリー・ハムンズ作/石井桃子訳
江國さんは絵本の力という章で
いい絵本には力があるので、
一冊読むごとに、
心が丈夫ななってしまう。
中略
いい絵本をたくさん読んだりしたら、
そりゃあ豊かに丈夫になってしまう。
恐ろしいことです。

と書いています。

心が丈夫になる
豊かに丈夫になる

今の私に必要な言葉。
心が折れそうになる、すでに折れている私に
ぴたっと寄り添ってくれる言葉です。

仕事を離れて、
仕事とは全く関係のない本を読むと
本の中に散りばめられているたくさんの言葉が
私の心に引っかかります。

何よりも普段見えない仕事を俯瞰的に見ることが
できます。
いつも上手くいくとは限らないと理解しているのに
ミスをすると落ち込み、ミスが続くと立ち直れなくなる、そんな状況を俯瞰的に眺めたとき、原因が見えてくる気がします。

この俯瞰的に見る作業を後押ししてくれるのが
丈夫な心だと思います。

さて、今年の年末年始は読書三昧を決めています。