こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカー勤務の
インテリアコーディネーターです。

住空間を通して
人を幸せにすることが
インテリアコーディネーターの仕事です。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツを紹介していきます。

〜インテリアの冬支度
                       (色を整える)〜

五感を刺激する旅から2週間が過ぎました。

先週末から急に寒くなり、ようやく冬らしい季節に
なってきた気がします。
近頃、四季という豊かな感覚が薄れつつある気がして
残念に思います。
暑い夏に続いたのは、時に夏を思わせる暖かい秋。
寒くなったと言ってもまだ本格的な冬ではなく、秋の延長です。

さて今回はインテリアの冬支度のお話です。

冬支度と言えば街中のクリスマスイルミネーションが

楽しみな季節となりました。

銀座ミキモトの飾り付けです。
色数が抑えられているとシックでお洒落な印象になります。

のんびりしていましたが、師走がすぐそこまで来ています。暖冬に油断していたため、我が家の冬支度は今のところ洋服だけです。10月末.預けていた冬服は宅配便で届きました。
3シーズンには入らない冬限定の洋服はかさばるため、クリーニング店の保管サービスを利用しています。
大切な洋服をカビや虫から守ってくれるだけでなく、
クリーニング溶剤独特の匂いもしません。
シワにもならないので、届いたらすぐ着ることができます。

何よりも素晴らしいのは、3シーズンの間クローゼットがすっきりとし、洋服一枚一枚の間に余裕ができることです。シワも防げる上、洋服が探しやすくなります。

整理収納の面でもお勧めサービスです。
 
インテリアの冬支度として大きいものの一つに
ベッドリネンなど寝装品の入れ替えがあります。
冷んやりと気持ちの良い麻素材のシーツをふんわりと柔らかい毛布地に交換します。
掛け布団カバーもパリっとしたコットンから柔らかいジャージー生地に掛け替えます。
色も変えて、気持ちまで一気に冬仕様に持っていきます。

ここでインテリアの色についてちょっとしたコツを
お話したいと思います。

インテリアは大きくベーシックカラー、アソートカラー、アクセントカラーの3種類の色(3色ではありません。)でコーディネートを考えると失敗することなく、美しく整います。

ベーシックカラーは一番大きな面積を占める色です。
床、壁、天井などオフホワイトやベージュ、ブラウンなど背景となる色、主張することのない色、絵画におけるキャンバスのような存在です。
大体80%ぐらいのイメージで考えます。

アソートカラーには、一番目立たせたい色を持ってきます。大抵は好きな色を持ってくることが多くなります。ボリュームは全体の15%ぐらいを目安にしてください。
カーテンやソファの張り地、寝室であれはベッドリネンなど色のバリエーションが多いものから選ぶとお気に入りのものが見つけやすいと思います。

アクセントカラーは強調色。
一番目立たせたいアソートカラーに人匙加えることで
美しさをより強く印象放けることができます。
5%を目安に考えてください。
観葉植物やクッション、絵画などが挙げられます。

数字はだいたいの目安です。
ご参考にしてください。
ちなみに今回冬支度に設えた我が家の場合、
ベーシックカラーは床、壁、天井、チェストや
ドレッサーは白を中心とした背景色です。
アソートカラーはカーテンと掛け布団カバーの
シルバーグレーの濃淡です。
カーテンに光沢のあるグレーを掛け布団カバーは
マットなシルバーグレーに少し濃いグレーで模様が
描かれています。
アクセントカラーはパープル。
ベッドのヘッドボードがグレイッシュパープルの
布張りになっています。
少しボリューム不足なので綺麗なスミレ色のシーツと
毛布をちらっと見せています。
麻素材のソファにはパープルのクッションを置いて
冬仕様の寝室が完成しました。

次からは3種類の色について
一つ一つお話していきます。