こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカーで
インテリアコーディネーターの
仕事をしています。

住空間を通して
人を幸せにする職業
インテリアコーディネーターです。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツをご紹介していきます。

インテリアはセオリーを理解する
時にはプロレベルの成果を得ることができます。
難しく考えないで、まずは私がご紹介する
理論に沿って実践してみてください。

〜『好きな花』はインテリアの
好みを表す〜


『素敵な家に住みたい。』
インテリアのスタートはそこから始まります。

ただ、何から考えれば良いのかがわからないとの
声をよく聞きます。

また、想いを伝えたくても
コーディネーターを前に緊張してしまい、
言葉が出てこないお客様も少なくはありません。

そんな時はコンサルティングではなく、雑談のイメージ『好きな花は何ですか?』と質問をします。

初対面の方に仕事とは言え、プライベートなことを
聞かなくてはいけないのがコーディネーターの仕事です。雑談は少しでも緊張を和らげると同時に
インテリアを組み立てるための軸を教えてくれることがあります。

『ユリではなく、カサブランカの花が好き。』
『薔薇、特に深い赤の薔薇が大好きです。』
他には『かすみ草』『ひまわり』『桜』『クレマチス』などかぶることなく、バリエーション豊かな答えがかえってきます。



白、赤、黄色、桜色、パープル
花の色はインテリアの中で一番印象付けたい色である
『アソートカラー』を潜在的に表すことが多いことに
気がつきました。

『真紅の薔薇』と答えたお客様は
薔薇の花びらと同じ色、質感を持つカーテンを
使いたいと希望されました。
インテリアスタイルを決める第一歩はこの場合、
カーテンの色です。
薔薇色からはじめるインテリアです。

深みと厚みのある赤いカーテンはスイス製。
日本フィスバのものです。
赤だけでも何種類もあります。

同じ色味の赤てすが、素材が違うと発色も違います。
今回使うのは右側の生地です。

大きな窓を覆う薔薇色のカーテンをこの家の
メインカラー(アソートカラー)に据え、全体を
組み立てていきます。

床や扉、窓枠などを薔薇色と同じ赤味を含んだ
ダークブラウンとし、白い漆喰の壁とともに
背景色(ベーシックカラー)とします。

アソートカラーを強調するアクセントカラー
薔薇の葉の色、濃い緑。
柔らかいアイボリーのソファに差し色として
グリーンのクッションをぽんぽんとリズミカルに
置いていきます。
時々、薔薇色も織り交ぜながら。

こだわりがあるとすれば
薔薇模様や薔薇の絵は使わないこと。
たっぷりといけられた本物の薔薇にかなうものは
ありません。

『真紅の薔薇の花』が似合う空間の完成です。

ぜひ、ご参考にしてみてください。

『カサブランカ』『桜』『クレマチス』については
また次の機会に。