こんにちは、Sarahです。


大手住宅メーカーでインテリアコーディネーターの
仕事をしています。

住空間を通して
人を幸せにする職業
インテリアコーディネーターです。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツをご紹介していきます。

インテリアはセオリーを理解する
時にはプロレベルの成果を得ることができます。
難しく考えないで、まずは私がご紹介する
理論に沿って実践してみてください。

〜身だしなみについて〜

フリーのコーディネーターと
会社組織に所属するコーディネーターとでは
若干異なりますが、
洋服や靴など、身だしなみについて
上司や販売会社から指示を受ける場合があります。

ジャケット着用
ストッキング着用
ミュール、サンダル、バックストラップ及び
オープントゥパンプスの禁止
など細かく一覧にまとめられています。

直接注意をするのは女性の上司です。
男性の場合、身だしなみについての指摘は
セクハラと捉えられる可能性があるからです。
確かに言う方も言われる方も気まずいかも
しれません。

『仕事がきちんと出来ていれば外見は
関係ないのでは?』と思われるかもしれません。

何度も話していますが、
『センス』は形のないものです。

ただ多くの場合、お客様は
『センスの良い担当者』希望します。

たとえ、提案する内容が完璧でも
プランを説明する担当者の洋服のセンス
お客様にとって『?』であれば
提案されたプランの魅力は半減するかもしれません。

ここで言うセンスとは
頑張ってお洒落をしなさいと言うことでは
ありません。

お客様からの信頼を得られ、
打ち合わせがスムーズに進むために
必要なツールとしての装いです。

これからお話することはいわゆる連絡文書には
書かれていません。
私がお客様や先輩、後輩から聞いた話をベースに
まとめてみました。

高級ブランドには制服があります。
そのブランドイメージを壊さない、乱さない
イメージそのものを纏った制服です。
身近なところでは化粧品売り場の販売員の方々です。
例えばCHANEL。
季節によって変わりますが、制服は黒かベージュ、白が ベースカラーです。
口紅やマニキュアなどは赤と言う一色だけでも
たくさんの色幅が揃えられています。
微妙な色差は背景に左右されます。
その背景の一環として制服があります。

コーディネーターも同じです。
壁紙やカーテン、ソファの張り地など
繊細で微妙な色やデザインを扱います。
洋服は背景になった方がお客様が判断を
下しやすいと思います。

具体的には色、柄、デザインの三つ。

まず、一番大切な色は背景だと捉えてください。
先輩から白衣のような白が理想的だけど
それはさすがに難しいので 
白、グレー、黒などの無彩色グループから
選ぶと間違いがないとアドバイスされました。

色を加えるなら
ネイビーとベージュだと私は思います。

インナーなどに差し色を使う場合も
強い色は避けたほうが良いと思います。
フューシャピンクは黒との組み合わせが
綺麗ですが、デスクワークの日限定で。

また濁りのない黄色は黒と組み合わせると
まるで標識のようです。
お客様の視線を集め、落ち着かない気持ちに
させてしまう可能性があります。

色の次に柄についてですが、基本的に
柄ものはNGです。
無地が苦手な方はペンシルストライプか
小さめのドット柄(水玉)程度に留めてください。
カーテン生地やソファの張り地を選ぶ時、
柄物トップスは背景ではなく、前に出てきます。

家具メーカーの販売員さんは
黒のスーツを着ていることが多いのは
その配慮からだと伺いました。

三つ目のデザインですが、
色と柄についてのアドバイスは
インテリア側の人間から発せられたものに対し、
デザインはお客様からいただくことの多い意見です。

お客様がセンスの良い担当者だと判断するのは
まず第一印象だと聞きます。
色と柄の基本を押さえた上で
トレンドのエッセンスをほんの少しだけ
振りかけておくと
お客様の信頼を得ることができます。

トレンドはきちんとおさえておいてください。

私はお客様に会う時の洋服は
制服だと考え、3パターン用意しています。

パターン化することで、忙しい朝の時間が
節約できます。
さらにお客様の前に自信を持って出ることが
できます。

身だしなみはコーディネーターとしての
大切な要素です。

白いカメリアのペーパーウエイトです。
いつも傍らに置いて、仕事で使っています。

Sarahは漢字では沙羅と書きます。
沙羅は沙羅双樹の木で有名ですが、
本来は夏ツバキのことだと知りました。
輝きと純粋、素敵な花言葉です。

ツバキは海外ではカメリアと呼ばれています。
ココ・シャネルが愛した花。
美しい花です。