こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカーで
インテリアコーディネーターの
仕事をしています。

住空間を通して
人を幸せにする職業
インテリアコーディネーターだと思います。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツをご紹介していきます。

インテリアはセオリーを理解する
時にはプロレベルの成果を得ることができます。
難しく考えないで、まずは私がご紹介する
理論に沿って実践してみてください。

4〜タイルの愉しみ〜

名古屋モザイク工業
コラベルという名前のタイルです。
白、シルバー、グレイ、ブルーグレイ
組み合わせてサンプルを作成しました。

形の面白さに加え、色のバリエーションも多く、
仕上がりが美しいためお勧めしやすいタイルです。

キッチン脇に貼ると
このような雰囲気に仕上がります。

白、グレイ、アイボリー、ベージュ、ブラウン、
ほんの少しゴールドを加えています。
このミックスパターンは商品名「シンデレラ」
としてカタログに掲載されています。

女性の心を掴むネーミングだと思いませんか?

こちらは玄関正面の写真です。

以前フォーカルポイントのお話をしましたが、
玄関正面の一番目立つ壁に絵を飾る感覚で
綺麗なタイルをアートのように使うのも素敵です。

白、グレイ、ブルー、ネイビー、マスタード
で作成しました。

こちらは廊下の一角にある
手洗いカウンターです。
このような使い方もお勧めです。

このタイルは平田タイルで扱っています。

長方形のタイルを3色、波型に貼りました。
ここでのポイントは目地の色です。
白ではなく、濃いグレイッシュブルーを
使うことでよりスタイリッシュに仕上がります。

リビングの正面壁に貼りました。

壁面にタイルを貼る場合、壁紙の代わりに
端から端まで全て貼る場合が多いですが、
今回のようにデザイン性の強いものは
ポイント使いをすることで美しさを
強調することができると思います。

今回、幅を決めるポイントを
購入予定のTVボードの幅に合わせました。
180cm(1.8m)です。
通常、デザインタイルは30cmの大きさで
組まれて現場に納品されます。
30cmの倍数で幅や高さを考える
タイルを無駄にすることはありません。

ソファもタイルのイメージに
合わせたブルー系の張り地を選びました。
もちろん、その逆もあります。
手持ちの家具の色に合わせて
タイルの色やデザインを選ぶこと、 
その発想も楽しいと思います。

洗面化粧台のカウンターとミラーの間
約30cmの高さにタイルを貼りました。
幅1.8mが洗面化粧台で必要なタイルは0.5㎡。
この0.5㎡をタイル仕上げにすることで
空間がぐっとおしゃれに演出できます。

この場合、洗面化粧台は一体型ではなく
カウンターとミラーキャビネットが
別れているものを選んでください。

キッチン脇に長方形の白いタイルを貼りました。
写真では分かりにくいですが、
3種類のレリーフ柄になっています。
目地の色はホワイトではなく、ライトベージュです。

Grace グレースという名前のタイルです。
グレイのグラデーションが美しいタイルです。
キッチン前にタイルを二分の一ずつずらして
貼りました。
ライトアップすることでより濃淡のあるタイルの
色味と光沢を強調することができます。

キッチンのタイル仕上げは
お手入れのしやすさも大切だと思います。
特に汚れの落としにくい目地は
キッチン用のものから選ぶことをお勧めします。

目地の表面に撥水加工がされていて
汚れが染み込みにくい配慮がされています。
さらに白以外の色を選ぶことで
汚れを目立たせない工夫も選択肢として
持っていると良いと思います。

今はオープンキッチンが主流となっています。
キッチンセットを道具としてでなく、
家具として考えた時、機能性と審美性の
バランスをうまくとることが
タイル選びの大前提になると思います。

Grace グレース シリーズの色違い
ホワイトからグレイのグラデーションが
綺麗なタイルです。

洗面所はキッチンとはまた別の汚れがあります。
汚れというより、カビの問題です。
トイレ、浴室用の目地から選ぶことをお勧めします。

タイルは使い方次第で
インテリアを上質なものに引き上げてくれます。

またLIXILのエコカラットタイルのように
タイルに調湿や消臭効果を持たせた
機能性の優れた商材もあります。
エコカラットはデザインバリエーションも
豊富でインテリアとしても
おしゃれな空間を演出してくれます。

エコカラットはその機能から
玄関やトイレ、リビングに使うと効果を
発揮してくれます。

主なタイルメーカーはWEBカタログを持っています。
WEBカタログで商品をチェックし、確認のため、
サンプルを取り寄せてください。

以前もお話しましたが
タイルはとても魅力的な素材です。
積極的にインテリアに取り入れてみては
いかがでしょうか?

最後に空間のまとまりについてお話をします。
タイルは色、柄、形にたくさん種類があります。
タイルを選ぶ時、タイル以外の仕上げ材との
バランスを考えてください。

自分が好きな素材や色について
インテリア雑誌やインスタグラムなどの
SNSを使ってまとめておくのもお勧めです。