こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカーで
インテリアコーディネーターの
仕事をしています。

住空間を通して
人を幸せにする職業
インテリアコーディネーターだと思います。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツをご紹介していきます。


2 エントランス〜素材選び〜

玄関扉🚪の内と外。

一戸建て住宅の場合はタイル仕上げが
一般的ではないでしょうか?

集合住宅(アパートやマンションの総称) の
場合はまちまちですが、
内側は大理石風タイルが多く使われています。

玄関を広くかつおしゃれに
演出するコツは素材と色選びにあります。

玄関ポーチと玄関ホールを
同じタイルで仕上げ、分断されたイメージを避ける
のも一つの方法です。

ここで大切なのはタイルの大きさです。

30㎝角が一般的ですが、
お勧めは少し大きめの40〜50㎝角タイルです。
玄関の幅に合わせ、バランスの良いサイズを
選ぶようにしてください。

同じデザインのタイルに
外床用と内床用が用意されている場合があります。
できればポーチやシューズクローゼット内部は
外床用、玄関ホールは内床用と使いわけることを
お勧めします。

タイルサンプルに直に触れると
見た目は同じですが
表面が滑りにくいように加工されている外床用と
触れても痛くない内床用の違いがわかります。

カタログだけでなく、サンプルでも確認する
ことをお勧めします。

グレーのタイルに
ダークグレー色の目地を合わせました。

ホワイト目地との違いは
目地がフレームのように目立つことです。
ただし、ほこりなどの汚れは目立ちません。

タイルは奥の深い、魅力的な素材です。
たくさん使う必要はありません。
ほんの少し(0.5㎡)くらいでも
空間に彩りを与えてくれます。

壁面の一部をタイル仕上げにする
選択肢も持っておかれると
いいかもしれません。

さて、玄関といえば、
シューズクローゼット玄関収納(靴箱)
あります。
鏡面仕上げホワイトの玄関収納

天井から床まで造り付けることで
圧迫感をなくしています。
鏡面仕上げとは光沢のある塗装のこと。

白い扉
質感の差が顕著に現れやすいため、
使い方を間違えるとチープな印象に
なってしまう危険性があります。

写真はピアノ塗装などに使われる
艶のある鏡面仕上げですが
キラキラ感が苦手という方は
逆に艶のないもの
エイジング加工をしたアンティークな
風合いを選ぶと良いと思います。

あと、鏡面仕上げには
汚れが落としやすい特徴がありので
玄関収納の扉としては
取り入れやすい素材だと思います。

こちらはシューズクローゼット内部

シューズクローゼット 内部に
壁と天井にコンクリート打ちっ放しデザインの
壁紙を貼りました。

普段過ごす部屋とは異なるため
少し冒険もできます。

また、靴箱と違ってシューズクローゼット内部は
最初からきちんと計画をたてる必要はないと
思います。

ベビーカー、ゴルフバッグ、スノーボードなど
同じ家でも生活スタイルが変わると
収納するものにも変化が起こります。

フレキシブルに考えられるように
ざっくりと収納を考えてもいいと思います。

最後にの話を少し。

前回、玄関正面には
できれはつけないでくださいね。と
お話しました。

もう一つ、の取り付け位置で
気をつけたいことがあります。
あまり美しくないものが映り込んで
しまう場所は避けるようにしてください。

例えば扉のないシューズクローゼットの真正面など。
鏡を覗き込むたびに
片付けをしなくては…とうんざりするのは
望ましくないですよね。

は上手に取り入れると
空間に広がりを与えてくれます。
一番贅沢な使い方は
壁紙のように床から天井(天地丈)で
貼ることですが、費用もかさみます。

標準的な姿見のサイズは
幅45cm×高さ150cm
もしくは
幅60cm×高さ180cnです。

小口磨きもしくは面取りと呼ばれる
ノンフレームミラーは
一番シンプルで場所を選びません。

色はクリアミラーが一般的ですが
他にブロンズとグレーがあります。

グレーはクリアに比べて
スタイリッシュでおしゃれな空間を
演出できます。
お好みで選んでください。

絵画のようにフレーム(額縁)を
付けるのも素敵です。

 鏡の話はまた
インテリアスタイルの項目でも
お話しさせていただきます。

次回はトイレ空間です。