こんにちは、Sarahです。

大手住宅メーカーで
インテリアコーディネーターの
仕事をしています。

住空間を通して
人を幸せにする職業
インテリアコーディネーターだと思います。

インテリアに興味があり
自宅をお洒落にしたいと思う方に
インテリアのプロとして
ちょっとしたコツをご紹介していきます。


1 エントランス〜玄関〜

玄関扉を開けた瞬間、
目に飛び込んでくるものは何ですか?

一番最初目に入るものを
フォーカルポイントと呼びます。
建築用語では『注視点』『目に止まる点』と
解釈されています。

新築の場合、まずフォーカルポイント
するべき要素の提案をします。

この言葉は覚えておくと便利です。


正面に壁があれば
絵画やオブジェなどのアート
提案し、美術館さながらに
ライトアップする計画を考えます。

絵画やオブジェ以外では
絵画になり得るぐらい
デザイン性の高いタイルを貼ります。
この場合のライトアップ
アート作品とは異なり
タイルのデザインにあった
小さめのペンダントを吊るすこともあります。


その他にフォーカルポイントになるものは
観葉植物照明器具などがあります。

観葉植物は下から照らし上げる
アッパーライトとの組み合わで
空間に高さと奥行きを与えてくれます。

アッパーライトは隠れてしまうので
決して価格の高いものでなくても大丈夫です。
光の色は温かみのあるオレンジ系を選ぶと
より陰影が強く出るのでお勧めです。

また、デザインが美しい照明器具
存在そのものがオブジェであり
アートになります。


建築家フランクロイドライトデザインの
「ロビー」です。
玄関にふさわしい名前のブラケットです。

ブラケットとは壁付灯のことです。

光を入れると上部に施されたカバーの
彫刻が天井面に美しい影を描いてくれます。

オブジェでもあり、
その光が壁や天井に映し出す影は
幻想的で絵画そのものです。

今回はフォーカルポイントについて説明を
してきました。

お気付きになった方もいらっしゃると思います。

フォーカルポイントには光が密接に関係してきます。
窓から差し込む自然光と
照明器具が創りだす人工光については
また別の項目でお話します。

最後に1つだけ玄関正面には
ふさわしくないものがあります。
それはミラー・鏡です。
 
風水学では玄関正面の鏡は
玄関扉から入ってくる悪い気だけでなく
良い気まで跳ね返してしまうと言われています。

環境学の一種である風水の考え方に
学び、教えられることも多いのは事実です。

ただ、現実問題として
玄関の扉を開けた瞬間、
目に飛び込んでくるものが
自分の姿というのはいかがなものでしょうか?


次回はエントランスを構成していく要素
床材と壁材、シューズクローゼットについて
お話させていただきます。