[ガン予防]ガン、糖尿病、高血圧症、認知症…中高年に多い疾患に共通する「意外な原因」

 

 

■ [ガン予防]ガン、糖尿病、高血圧症、認知症、うつ病…中高年に多い疾患に共通する「意外な原因」と「実は簡単な解決策」

 

放っておくと筋肉は年齢と共に衰え、そのことが原因で免疫力が下がったり、生活習慣病を引き起こしたり、心の健康や、脳の認知機能にまで影響を及ぼすと言われています。とはいえ、筋肉を衰えさせてはいけないとわかってはいても、運動をコンスタントに取り入れるのはなかなか難しい……。

 

そこでウォーキングの提案です。ウォーキングなら家の周りを歩いてもいいし、どこかに行くついでに1駅分歩くこともできるし、すぐにでも始められます。ただ、なんとなく歩くだけでは体力アップはむずかしいことも事実です。著者は科学的に「どれくらいの速度で」「どれくらいの頻度で」「どれくらいの時間行えば」「どんな効果が得られるのか」を徹底的に研究し明確にしました。その根拠となるのは、10年余りで7000人以上のデータを取った結果と分析。それがわかりやすく示されているので、なぜどのように体にいいのか、納得できます。そのようにして確立した、効果的で継続しやすい方法「インターバル速歩」を紹介。ややきついと感じる早歩きと、ゆっくり歩きを一定間隔で繰り返すだけのシンプルな方法です。

 

*本記事は『ウォーキングの科学 10歳若返る、本当に効果的な歩き方』(ブルーバックス)を抜粋・再編集したものです。

 

読者の中には、最近「疲れやすくなった」「無理が利かなくなった」と体力の低下を実感している、あるいは「健康診断で引っかかった」と訴える方も多いと思います。ここでは、体力の加齢性変化とそれに伴う生活習慣病との関連について説明します。

 

 

●体力の加齢性変化

 

図1-4で示すように、私たちの持久力は20歳前後をピークとし、30歳以降、男女差はありますが10歳加齢するごとに5~10%ずつ低下します。実際、富士登山に参加した15人の年齢別の最高酸素消費量をその図にプロットすると、それぞれの参加者の点が加齢による体力低下曲線にならびます。

 

この加齢による体力低下の原因は、運動不足の生活をしているからだけではなく、図1-5で示すように加齢による筋力の低下が主な原因となっています。これを加齢性筋減少症(サルコペニア)と呼び、髪の毛が白くなったり、肌にしわがよるのと同じメカニズムで起こる、いわゆる老化遺伝子の仕業で、加齢現象の一つであると考えられています。

 

 

●体力と生活習慣病の関係

 

図1-6は生活活動度と医療費との関係を年齢別に示したものです。生活活動度が体力に比例すると考えると、体力の低下曲線と年齢別の医療費が見事に相関します。そして、体力が20代の30%レベル以下にまで低下すると要介護状態になり、自分ひとりでお風呂に入れない、トイレに行けないという状態になります。したがって、高血圧、糖尿病、肥満といった生活習慣病にとどまらず、認知症やガンに至るまで、中高年特有の疾患の根本原因は、この加齢性筋減少症に伴う体力の低下の可能性が高い、と考えられるようになりました。

 

 

最近、そのメカニズムについて、図1-7で示すように、体力の低下による「慢性炎症」の関与が指摘されています。「慢性炎症」という言葉は読者になじみがないかもしれませんが、たとえば、風邪を引くと喉が痛くなる、傷口にばい菌が侵入すると化膿し、局所がはれ上がり、痛みが出たり、発熱したりします。これらの反応は、外部から体内に異物が侵入すると、それをやっつけよう、追い出そうとする体の反応です。これを医学では「炎症反応」と呼びます。

 

ここで、興味深いのは、外部から異物が体内に侵入しなくても、運動不足、肥満など体力低下を引き起こすような生活習慣でこの炎症反応が起こることです。ただ、この炎症反応のレベルは非常に低く、痛みが出たり、発熱を起こしたりするのはごく稀で、ほとんどの人は気がついていません。しかし、着実に全身性に起こっています。

 

そして、この炎症反応が特に脂肪細胞に起これば糖尿病に、免疫細胞に起こって、その影響が血管内皮細胞に現れれば動脈硬化・高血圧症に、脳細胞に起これば認知症・うつ病に、さらに、この炎症反応によって分泌されるサイトカインという物質を介して、その影響がガン抑制遺伝子に及べばガンになる、と考えられるようになりました。

 

現在の医学では、糖尿病、高血圧症、認知症、うつ病、ガンなど、いわゆる中高年者に特有の疾患の治療は、専門の医師が適切な薬を使って行うのが一般ですが、この理論によれば、それらの行為は「対症療法にすぎない」、ということになります。薬の投与を停止すれば、それらの症状が再び現れます。なぜでしょうか。慢性炎症が止まっていないからです。したがって一生涯、薬を飲み続けなければなりません。そして、それらの薬はいずれ効かなくなりますから、また別の薬を飲まなくてはならなくなります。

 

では、なぜ、体力の低下が起こると炎症反応が起こるのでしょうか。それについて、加齢に伴うミトコンドリアの機能劣化がその原因の一つと考えられるようになりました。ミトコンドリアは自動車のエンジンに例えることができます。エンジンはガソリンを燃やして車を動かすエネルギーを得ますが、ミトコンドリアもブドウ糖・脂肪酸を燃やして細胞が生きるエネルギーを得ます。ところが、車のエンジンが古くなって不完全燃焼を起こすと排ガスを出すように、ミトコンドリアも古くなると活性酸素という排ガスを出すようになります。この活性酸素は細胞や組織を傷つけ、それに刺激されて炎症反応が起こるといわれています。

 

すなわち、加齢によって筋力が低下すると、まず、筋肉中のミトコンドリアの機能が劣化します。さらに、筋力が低下すると運動するのが億劫になるために、筋肉以外の臓器の代謝も低下し、全身のミトコンドリア機能が低下します。その結果、全身性に活性酸素が産生され、慢性炎症が起こり、生活習慣病になるというのです。

 

では、どうすればよいのでしょうか。答えは簡単です。加齢性筋減少症に負けないように、運動トレーニングによって体力アップを行えばよいのです。

 

 

※ガン治療において筋力・体力の維持向上は大切な要素ですが、なかなか筋力をつけるのは難しいものです。医療機関専用アミノ酸によって筋力アップを効果的に高めつつ、慢性炎症を抑えて根本原因を改善する働きのある医療機関向け複合免疫賦活物質を服用するのは、ガン治療の正しいアプローチだと思います。

 

 

■教えて下さったのは・・・能勢 博先生


信州大学学術研究院医学系特任教授。北アルプス医療センターあづみ病院非常勤医師、山梨県富士山科学研究所 特別客員研究員を兼務。医学博士。

 

1952年生まれ。1979年京都府立医科大学医学部医学科卒業。京都府立医科大学助手、米国イェール大学医学部博士研究員、京都府立医科大学助教授などを経て1995年より信州大学医学部教授、2003年より信州大学大学院医学研究科教授。2018年より現職。信州大学山岳科学総合研究所・高地医学・スポーツ科学部門長、常念診療所長などを歴任。1981年には中国・天山山脈の未踏峰・ボゴダオーラ峰(5445m)に医師として同行、自らも登頂した。2004年よりNPO法人熟年体育大学リサーチセンター・理事長、副理事長を務め、10年あまりで7000人以上について運動処方を行い、その効果を実証。『山に登る前に読む本』『ウォーキングの科学』(講談社ブルーバックス)、『見た目も体も10歳若返るリズムウォーキング』(青春出版社)ほか著書多数。

 

 

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