[ガン検査]全身のガンを“早い段階”で発見できる「PET検査」とは

 

 

■ [ガン検査]全身のガンを“早い段階”で発見できる「PET検査」とは

 

 

先日、お笑いコンビ・オズワルドの畠中さんが、腎臓がんの手術を受けたことを明らかにしました。昨年11月に芸人仲間と「PET検査」を受けたところ、腎臓に腫瘍が見付かり、その後の検査で初期の腎臓がんと診断されたといいます。

 

自覚症状がない中、早期発見につながったPET検査とはどういった検査なのでしょうか。30年の検査実績を持つ、四谷メディカルキューブの安田聖栄理事長にお聞きしました。

 

 

●体の広い範囲を1度に検査

 

Q:「PET検査」はどういった検査ですか?

 

A:「PET検査」は、全身の細胞の代謝を画像化する検査です。ガン細胞は、正常な細胞の何倍もの多くのブドウ糖を消費します。この性質を利用して、ブドウ糖に似た構造の検査薬(FDG)を体内に注射し、この薬が多く集まる場所を突き止めて、体内に潜むガンを見付け出します。目安として、ガン細胞が1センチ程度のかたまりになれば発見できます。約1センチの腫瘍というのは、どの臓器でも「初期」に当たります。

 

ただし、ガンの種類によっては、ブドウ糖が強く集まるタイプと、薄く集まるタイプなどさまざまなレベルがありますので、内容を見極めるには経験が必要です。

 

 

Q:ガンの特性を利用した検査法ということなのですか?

 

A:そうです。 レントゲンやCT画像は、「形の変化」で良性か悪性かを診ますが、PET検査は、形ではなくて「ブドウ糖の代謝」(ブドウ糖の取り込み)で良性か悪性かを見極めます。通常は、肺がん検診、乳がん検診、子宮がん検診と、それぞれの臓器を別々に検査しますが、PETでは1回の検査で、上顎部から骨盤にかけて、体全体を調べることが出来ます。これを「標的臓器が多い」と言います。

 

また、比較的早期に、治る段階で発見できるのが特徴です。

 

 

●発見が「不得意」なガンも…

 

1回の検査で広い範囲を撮影できる「PET検査」…。しかし、臓器の性質などにより、見つけにくいガンもあるといいます。

 

 

Q:全身のガンが発見できるのですか?

 

A:PET検査が「得意」とするガンは見付けられます。肺がん、甲状腺がん、悪性リンパ腫、上顎がん、耳下腺がん、胸腺腫瘍、縦隔腫瘍、後腹膜腫瘍、子宮体がん、悪性黒色腫、骨髄腫、消化管間質腫瘍(GIST)、ガンの転移・再発の発見は得意とするため見付けられます。また、「比較的得意」とするガンは、大腸がん、乳がん、すい臓がんなどです。

 

一方、「不得意」とするガンは、脳腫瘍、膀胱がんなど尿路系の腫瘍、食道・胃がんの早期発見です。脳腫瘍は、脳自体がブドウ糖をたくさん取り込むので、真っ黒に映ってしまいます。膀胱も、尿の中に注射薬が集まるので、そこにガンがあっても見えません。初期の食道がんや胃がんは、色の変化で見付けるため内視鏡カメラで検査する必要があります。

 

 

Q:PET検査のメリットは?

 

A:3つのメリットがあります。1つは、痛みがないので、苦痛になりません。検査前に注射したら、その後は寝ていれば良いです。2つ目は、1回の検査で体の広範囲を調べることができます。多数の臓器を同時に検査できるため、身体的な負担が少ないことが特徴です。3つ目は、ガンだけでなく、他の病気も見つかります。ガンの発見率は約1%、それ以外に「腎臓結石」や甲状腺の「橋本病」、「蓄膿症」などの病気が約19%見つかります。腰痛の原因もわかります。50歳、60歳でPET検査を受けたら、約20%、5人に1人が何らかの指摘を受けることになります。

 

 

●基本は5つの「ガン検診」

 

メリットが多いPET検査ですが、まずは厚生労働省が推奨する「5つのガン検診」を受けることが重要だと安田理事長は話します。

 

 

Q:PET検査は積極的に受けるべきですか?

 

A:まず大事なのは、厚生労働省が推奨する「5つのガン検診」を定期的に受けることです。「胃がん」「肺がん」「大腸がん」「乳がん」「子宮頸がん」の5つの検査が優先です。「胃がん」検診は50歳を過ぎたら受けましょう。「大腸がん」は便の検査を受けましょう。これらの検査は、科学的に有効性が確認されています。

 

一方、PET検査は科学的な有効性は証明されていません。そのため、「5つのガン検診」を受けた上で、PET検査を受けるのが良いです。体調が良くない、どこかに大きな病気が潜んでいるのかもしれないという場合は、1つ1つ検査するよりも、まずPET検査を受けることで、次のステップに進むことができます。ですから、国が推奨する5つのガン検診をベースにして、経済的に余裕があればPET検査を受けることをお勧めします。

 

 

Q:PET検査を受ける人は増えていますか?

 

A:四谷メディカルキューブの「PETコース」には、月120人ほど来ます。日本でPET検査を受けられる施設は、200~300ほどあります。検査で大事なのは、画像を「どう評価するか」です。医療技術というのは長年培ってきたものの蓄積なので、同じ画像を見ても、価値ある情報を引き出せるかどうかは医師の経験で違ってきます。

 

 

Q:費用は「保険適用外」ですが、適用対象にするべきでしょうか?

 

A:私は無理だと思います。PET検査の欠点は、コストが高いことです。これを公費で賄うのは難しいです。50歳を目安に一度PET検査を受けてみるのも良いと思いますが、自費診療になるため、検査を受ける人は自分で負担する必要があります。検査費用は約13万円になりますが、日本はまだ良い方で、アメリカでは20万円~100万円かかります。

 

 

あと問題視されているのは、CT検査よりは少ないですが、PET検査もそれなりに被ばくする放射線量が多いという点です。定期的に検査をすることは大切な事ですが、しかしその度に多量の放射線を浴びて、それが原因で正常細胞がガン化したのでは本末転倒です。

 

 

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