[ガン治療]ガンの治療にも影響!注目の「炎症」を抑える食べ物とは

 

 

■ [ガン治療]ガンの治療にも影響!注目の「炎症」を抑える食べ物とは

 

●腸内細菌がカギ!「栄養と病気」の分野に劇的な変化が起きている

 

炎症を抑え、心血管疾患やガンなどの病気のリスクを減らす健康的な食事。それらに含まれる重要な成分の効果を示す証拠が、過去数十年で数多く積み上げられてきました。そして今、科学者らが特に力を入れて取り組んでいるのが、腸内にすむ細菌などの微生物のコミュニティー、「微生物叢(そう)」(マイクロバイオーム)の研究です。

 

腸内の微生物叢は、食品やその成分が炎症反応を引き起こしたり抑えたりするのに関わっており、最終的には病気の進行やガン治療への反応にも影響を与えます。研究者らは、腸に焦点を当てることにより、食事を薬のように利用して慢性疾患の予防と治療に役立てようと、新たな知見を生み出しています。

 

米MDアンダーソンがんセンターの腫瘍外科医でガン研究者のジェニファー・ウォーゴ氏は、食品ごとに含まれる食物繊維の量がまとめられた表を冷蔵庫の扉に貼り、3人の子どもたちが合計50グラムの食物繊維を取れるようにしています。また、クリスマスプレゼントとして周りの人にもよく配っているのだといいます。「本格的な研究が始まるまでは、私もこうしたことにさほど注意を払っていたわけではありません」と氏は言います。「しかしその後、これはとてつもなく重要なことだと驚かされたのです」

 

 

●健康的な食事とは

 

健康に役立つ基本的な助言として、栄養のあるものを食べなさいと何千年も前から言われてきました。この助言は、特定の食事パターンが健康に長生きすることと関係しているという長年の観察に基づいています。

 

現代では、健康的な食生活を目指すうえで、炎症というテーマが注目されています。さまざまな食品や食事法が、病気の発症率を下げたり血中を流れる炎症物質を減らしたりするのに関連していることを示す証拠が、多くの研究によって積み重なっています。

 

そうした研究の多くが、地中海式の食事に焦点を当てています。果物、野菜、魚、全粒穀物を豊富に取り、飽和脂肪酸を減らしてオリーブオイルをよく使い、適度な乳製品を含むというスタイルです。

 

数十年にわたる研究により、地中海式の食事は、心血管疾患や2型糖尿病のほか、メンタルヘルスを含むさまざまな病気のリスク低下に関係していることが示されています。地中海式の食事はうつ病のリスクを33%減少させる可能性があることを示す研究結果があると、オーストラリア、ディーキン大学フード&ムードセンターの栄養精神医学の専門家ウォルフガング・マークス氏は言います。

 

地中海式を応用した食事法には、より細かい部分に特化した利点があることも、研究によって示されています。たとえば「DASHダイエット」(高血圧を予防するための食事法)は、地中海式に比べるとアルコールや塩分を減らすよう勧める点などに違いがあり、血圧を下げる助けとなる可能性があります。

 

「MINDダイエット」(神経変性を遅らせるための地中海式・DASH食事法)は、DASHダイエットと似ていますが、オメガ3脂肪酸やビタミンDといった脳の健康に役立つ栄養素に重点を置いた食事法であり、ベリー類や葉物野菜といった植物性食品を豊富に取るよう勧めています。2023年5月に発表された研究では、複数の研究を分析することで、最も厳密にこの食事法に従った人たちは、最も従わなかった人たちと比べて認知症のリスクが17%低かったことを示しました。ただし、この関連性に疑問を投げかける最近の臨床試験の結果もあります。

 

こうした利益が本当はどの程度のものであるかについては、まだ断言はできません。食生活の研究は複雑であるうえ、健康的な食生活を送っている人は、その他の健康的な行動を取っていることが少なくないからです。

 

しかし、地中海式の食事をしている人たちは血中の炎症物質が比較的少ないということは、多くの研究からわかっています。研究室内での実験や、動物や人間を対象とした研究でも、ウコン(ターメリック)、脂分の多い魚、リンゴ、アボカド、ニンジン、葉物野菜といった特定の食品が、抗炎症作用をもつことが確認されています。

 

全体的に、効果が過剰に宣伝されている特定のスーパーフードやスパイスを1つ取るよりも、2つ以上の食品や栄養素による相互作用の方が、健康に対して大きな影響力を発揮する可能性が高いと、米オハイオ州立大学医学部総合がんセンターのガン研究者フレッド・タブング氏は言います。

 

タブング氏らは2023年の分析で、食品の健康への効果を測る指標(バイオマーカー)として体内の炎症物質を利用し、食事に含まれる食品や飲料の組み合わせの違いがそれらの物質に反映されることを発見しました。この結果はたとえば、トマトサラダを脂肪源となるアボカドや少量のチーズなどと一緒に食べると、トマトだけを食べた場合よりも、慢性的な全身性の炎症を抑える効果が高くなる可能性を示しているとタブング氏は言います。

 

調理法も重要です。免疫系に対して、ベイクドポテトはフライドポテトとは異なる影響を与えます。タブング氏は現在、食事計画の指針となるツールの開発を検討しています。「同じ栄養素でも、それが含まれている食品との相互作用によって、同じ炎症物質に与える影響が違ってきます。そうした炎症物質は、慢性疾患を引き起こす因子なのです」と氏は言います。「栄養素そのものよりも、その栄養素を何から取るかの方が重要です」

 

一方、高度に加工された食品、赤肉(ウシ・ブタ・ヒツジなどの肉)、飽和脂肪酸の多い食事は、炎症を促進し、病気の発症を加速する可能性があります。

 

マークス氏らが世界の400万人超のデータが含まれるレビュー論文15件を調べ、2021年に発表した研究では、超加工食品を多く食べていた人たちは、心臓発作、ガン、うつ病、早死にのリスクが高いことが示されました。超加工食品は、保存料、人工着色料、食感を加えたり味を良くしたりするための化合物など、家庭の台所ではまず使われることのない成分を5種類以上含む、保存がきいて便利な食品のことです。

 

超加工食品の摂取量が100グラム増えるごとに、「C反応性タンパク質」の血中濃度が4%上昇することを、マークス氏の研究は示しています。C反応性タンパク質とは、炎症への反応として肝臓で合成される物質であり、一般に体内の炎症を測るマーカーとして利用されることが多いものです。

 

一部の試算によりますと、超加工食品は米国で消費されるカロリーの60%近く、その他多くの国々でもカロリーの半分を占めているといいます。「健康的な食事からは抗炎症作用が得られますが、今では、不健康な食事には炎症誘発作用があることがわかってきました」とマークス氏は言います。「われわれは両方の側面から研究を続けています」

 

 

●良い菌、悪い菌

 

どの食品が、どのような組み合わせで炎症に影響を及ぼすのかを評価する研究が続けられる中、そもそも食品はなぜ炎症を引き起こしたり抑えたりするのでしょうか。それを理解するための研究において、最も大きな注目を集めているのが腸内細菌叢です。

 

われわれの体の表面や内部に何百種類もの細菌が生息していることは、ずいぶん前から知られています。私たちの腸内では、それらの細菌叢が食物の消化を助ける過程で、免疫系と情報をやりとりする物質を作り出します。そうして送られるメッセージが今度は、体がどれだけの炎症を起こすのかに影響を及ぼします。

 

われわれが口にする食物が微生物種の構成を変化させることは研究で示されており、体内で育まれた細菌叢は、ガン、うつ病、自閉症、関節炎、炎症性腸疾患などのかかりやすさに関連があると考えられています。

 

腸内細菌叢の多様性が特に重要だと思われるとウォーゴ氏は言います。腸内に多くの微生物種が存在し、そこに最も望ましい種が含まれていれば、免疫系は炎症を制御し、健康を維持するうえで最善の機能を発揮できます。そのバランスが崩れると、特定の種が生態系を支配し始め、免疫系が適切に反応したり病気と闘ったりすることができなくなります。

 

食事は、細菌叢がガンなどの病気の治療に役立つように調整する手段となり得ることを、研究は示唆しています。その中で、食物繊維は重要なピースのようです。

 

2017年、ウォーゴ氏と同僚のキャリー・ダニエル・マクドゥーガル氏らは長年の研究の末、腸内細菌の多様性や構成と、「免疫チェックポイント阻害剤(ICB)」と呼ばれるガン免疫療法への反応性との間に関連性があることを示しました。動物実験では、食物繊維の少ない食事を与えられたマウスは免疫療法に反応しなかった一方、食物繊維を多く与えられたマウスではよく反応しました。マウスの微生物叢の構成は、こうした反応の違いと相関していました。

 

同様の結果は、人間でも確認されつつあります。ICB療法を受けているメラノーマ(悪性黒色腫、皮膚がんの一種)の患者128人の食事と腸内細菌叢を分析した結果、1日の食物繊維摂取量が5グラム増えるごとに、病気の進行または死亡のリスクが30%低下することが示されました。2021年末に発表されたこの論文は、食事がガンを予防するだけでなく、治療効果を高める助けになり得ることを示した画期的な成果でした(日本では西洋医学の医師の多くが「食事なんかでガンが治るなら医者は要らない」なんてことを言って「食事の重要性」を軽視しバカにしてきましたが、食事は非常に大切です!)。

 

また、地中海式ダイエットが進行性メラノーマの患者においてICBへの反応性を高めることは、オランダ、フローニンゲン大学の管理栄養士ラウラ・ボルテ氏の研究によっても示唆されています。

 

科学者らは現在、ガン患者以外のさまざまな集団においても、食事が腸内細菌叢にどのような影響を与えるかの解明を進めており、重要な栄養素はどうやら食物繊維だけではないことがわかってきています。ヨーグルト、キムチ、コンブチャ(紅茶キノコ)などの発酵食品は、米スタンフォード大学医学部で36人の健康な成人を対象に行われた研究において、炎症マーカーを減少させ、腸内細菌叢の多様性を増加させました。

 

解明されていないことはまだたくさんあります。たとえば、この発酵食品についての研究では、食物繊維の多い食事による効果はほとんど見られませんでしたが、その理由はおそらく、研究の開始時点で、参加者がすでに適切な量の食物繊維を摂取していたためだろうとダニエル・マクドゥーガル氏は述べています。

 

 

●パラダイムシフト

 

それでも、微生物叢を詳しく調べることにより、栄養と病気という分野にはパラダイムシフトがもたらされたと研究者らは言います。10年以上前には、病気と闘うには何を食べたらよいのかと尋ねるガン患者に対して、エビデンスに基づいた助言をすることができなかったとダニエル・マクドゥーガル氏は振り返ります。今では、アボカド、ベリー類、葉物野菜を含むさまざまな果物、野菜、食物繊維を多く含む食品を食べ、超加工食品、赤肉、砂糖、飽和脂肪酸を控えるよう勧めるための証拠が蓄積されつつあります。

 

氏はまた、加工をほぼ行っていない自然の状態に近い食材(ホールフード)の方が、栄養補助食品(サプリメント)よりも効果が高い可能性があると述べています。なぜなら、ホールフードには腸内細菌叢のバランスを保つのが得意な細菌を刺激する物質が含まれているためです。「十分な数の善玉菌がいないと、悪玉菌が大繁殖してしまうのです」

 

新たな研究から導き出される助言には、何を食べるべきかに関する古くからの助言と重なる部分も多いかもしれないですが、それがなぜかを説明できる理由は今、かつてないほどそろってきています。「食物繊維が豊富な植物性食品を積極的に選んでください」とダニエル・マクドゥーガル氏は言います。「お皿にはそうした食品をたくさん載せて、それ以外の邪魔なものはどけてしまいましょう」

 

 

※私の父は末期癌治療時に、米国UCLA研究中だった「医療機関向け免疫賦活物質BRM」と共に、「医療補助用植物発酵酵素」も多く摂取するようにしていました。この「医療補助用酵素」が父の末期癌完治に非常に役立ったのは間違いないと思います。

 

 

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