[癌治療]血液検査でガンが見つかる日は近い?「リキッドバイオプシー」とは

 

 

 

■ [癌治療]血液検査でガンが見つかる日は近い?「リキッドバイオプシー」とは

 

 

●体にやさしく早くて安い「液体生検」、目下の課題は検出感度

 

ガンの検査では普通、患部の組織を切り取って調べる「生検」が行われます。しかし、生検は体に負担がかかり、医療費も高額で、結果が出るまで4週間ほどかかることもあります。患者が進行性のガンにかかっている場合は、特に問題です。

 

そこでこの20年間、科学者たちは血液などの体液を使ってガンを調べる「リキッドバイオプシー(液体生検)」の開発に取り組んできました。血液なら簡単に、かつ何度も採取できます。標準的には、腕から7.5~10ミリリットルの「末梢血(血管を流れる普通の血液)」を採取して、1週間ほどで検査結果が得られるため、治療のスケジュールを早められるかもしれないと、米ペンシルベニア大学ペレルマン医学部助教のジェフリー・キャンベル・トンプソン氏は言います。

 

今のところ、リキッドバイオプシーには新たなガンを発見する信頼性はないものの、患者の治療のモニタリングには役立つと、米南カリフォルニア大学(USC)ケック医学校の教授で、USCノリス総合がんセンターリキッドバイオプシー部門の創設者であるアミル・ゴールドコーン氏は言います。

 

しかし、専門家によりますと、リキッドバイオプシーの研究開発は急速に進んでおり、あらゆるステージのガンを特定できる日がまもなく訪れると期待されています。

 

 

●血液の中のガン

 

リキッドバイオプシーとは何かを理解するには、医師が血液サンプルの何を調べ、その情報を用いて何ができるのかを知ることが重要です。

 

血液を遠心分離機で回転させると、主に2つの部分に分離します。1つは、ほぼ透明な液体成分の「血漿(けっしょう)」と、もう1つは、赤血球をはじめ様々な細胞を含む有形成分です。

 

ガン患者の有形成分には、腫瘍由来の生きたガン細胞、すなわち「(血中)循環腫瘍細胞(CTC)」が含まれている可能性があります。これは腫瘍が十分に大きくなり、一部の細胞が血流の中に出てきたときに起こると、米ペンシルベニア大学医学部助教授で、リキッドバイオプシー研究室長であるエリカ・カーペンター氏は言います。

 

ほとんどのガン細胞は血流中で死んでしまいますが、なかには別の場所に新たな腫瘍を作るものがあります。こうした転移の原因となるのが循環腫瘍細胞です。

 

循環腫瘍細胞は、DNAを抽出して分析するか、細胞の表面にある特定のタンパク質によって同定されると、ゴールドコーン氏は言います。これらのマーカーは、その細胞がどこ由来のものなのかを知る手がかりとなります。例えば、THBS2というタンパク質の濃度が高ければ、すい臓がんである可能性があります。THBS2の濃度が高いと、生存率は低くなります。

 

一方、ガン細胞由来の「(血中)循環腫瘍DNA(ctDNA)」は、血液サンプルの血しょう部分から見つかります。ctDNAは、サンプル中の全DNAのごく一部を占めるにすぎません。しかし、ctDNAの塩基配列を決定して健康な細胞のDNAと比較すると、ガンの発見につながる変異を特定できます。

 

 

●どのように使われているのか

 

現在、リキッドバイオプシーは、すでにガンと診断された患者の治療法を決めるために使われることがほとんどです。トンプソン氏の病院では、患者は腫瘍科の初診時にリキッドバイオプシーを受けるといいます。この検査では、1週間以内に極めて重要な情報が得られますが、ガンについて実用的な情報が得られると保証されているわけではありません。

 

リキッドバイオプシーは、肺がん(カーペンター氏によると、リキッドバイオプシーが最も頻繁に使われる)・膵臓がん・前立腺がん・消化器がん・腎臓がん・皮膚がん・乳がんの検査で成果をあげています。リキッドバイオプシーは簡単に行えるため、治療中のガン患者を入念にモニタリングして、治療効果を判断することができます。

 

とはいえ、血液中にガンの痕跡を見つけることは、干し草の山の中から針を見つけるようなものだと、専門家は言います。循環腫瘍細胞は、血液の中にある他のどの細胞よりも少ない。「標準的な7.5ミリリットルの血液サンプルには、約400億個の赤血球が含まれている可能性があります。その中から、CTCは平均して5個くらいしか見つけられないでしょう」とゴールドコーン氏は言います。一般的に、血液中にある循環腫瘍細胞が多いほど、ガン患者の生存率は下がります。

 

無傷の循環腫瘍細胞では、ホルモン受容体などのバイオマーカーがまだ表面に残っている可能性があります。例えば、乳がん患者の循環腫瘍細胞にエストロゲン受容体はありますが、プロゲステロン受容体はない場合、ガンがエストロゲンを利用して増殖しているかもしれません。この情報に基づき、医師はエストロゲンの濃度を下げる薬や、エストロゲンがガン細胞に作用するのを妨げる薬を処方することができます。

 

また、ctDNAは、患者自身の免疫系を活性化させてガンと闘う「免疫療法」と、正常な細胞へのダメージを抑える「分子標的治療」のどちらを選べばよいかを医師が決めるのに役立つと、カーペンター氏は言います。

 

例えば、もしctDNAの「上皮成長因子受容体(EGFR)」の遺伝子に変異が見つかれば、この患者に免疫療法は効きそうにありませんが、エルロチニブなどの分子標的治療薬は効くかもしれないということを医師は知ることができると、カーペンター氏は言います。

 

適切なタイミングでDNA配列を決定することが特に重要だと、トンプソン氏は述べます。なぜなら、ガン患者に当初は免疫療法をおこなっていましたが、その後、特定の変異が見つかったからといって、分子標的治療に切り替えてしまうと、ガン患者の体の健康な部分にも害が及んでしまう可能性があるからだと、氏は補足します。

 

 

●今後どのように活用されるのか

 

現在、リキッドバイオプシーの一番の欠点は、ガンを検出する感度が低い点です。ガン治療を診断・治療・治療後の3つの段階に分けますと、リキッドバイオプシーが現在最も役立つのは、ガンの痕跡が最も多く残る治療の段階だと、ゴールドコーン氏は説明します。

 

科学者たちは、リキッドバイオプシーのガン検出感度を上げるために懸命に努力しています。将来的には、リキッドバイオプシーにより、患者の体調が悪くなる前に、通常の血液検査でガンをスクリーニング(ふるい分け)できるようになるかもしれません。また、リキッドバイオプシーは、患者にガンの痕跡が残っているかどうかを医師が調べるのにも役立つでしょう。

 

脳腫瘍の検出に役立つリキッドバイオプシーが開発されることをカーペンター氏は期待しています。従来のリキッドバイオプシーでは末梢血から脳腫瘍を検出できないからです。

 

約10年前にも、肺がんにリキッドバイオプシーを用いることについて研究者は同じような状況にいましたが、今では、いくつもの機関が肺がんの先進医療としてリキッドバイオプシーを日常的に使用していると、カーペンター氏は言います。感度を上げる研究により、私たちが生きている間に、リキッドバイオプシーがどこでも使えるようになることを氏は期待しています。

 

 

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※ 標準治療は免疫細胞に多大なダメージを与えますので、免疫力の強化はガン治療において必須です。しかしながら病院では免疫力強化に対する処置はしてくれません。そもそも免疫力の大切さは勿論、食事の大切さなども軽視している病院や医師が多いのが実情です。つまり免疫力や自然治癒力を高めるのは患者さん任せなのです。にも関わらず、病院や医師の多くは標準治療・病院治療以外のものを非常に強く否定し拒否する姿勢のため、患者さんやそのご家族に圧力を掛け、病院治療以外のものは実質使用できない状況に追いやります。病院や医師が病院治療以外のものを強く否定するので(病院もビジネスですので…)、患者さんをはじめ世の中の人の中には、「西洋医学だけが正しい医療」であり「西洋医学以外のものはすべて偽物・悪」だと思い込んでいるケースが多々あります。西洋医学にも、西洋医学以外にも、その患者さんに効果がない治療法はいくらでもあります。新型コロナウイルス対応において厚生労働省の本当の能力を知った方も多いと思いますが、厚生労働省の指針や指導が正しいとは限りませんし、病院や医師の言うことがすべて正しいはずもありません。癌治療において何が正しいのか、何が必要なのか、患者さんもご家族もしっかりと勉強する必要があると思います。癌を100%治せる治療法が確立されない限り、私は標準治療をベースに西洋医学に足りないものを補う治療法、患者さんの体全体を見て必要なものを加える治療法、つまり「統合医療」が癌治療の正しい道だと思います。

 

 

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