［癌と免疫力］457:免疫力を高める発酵食品おすすめ２「ヨーグルト」

■免疫力を高める発酵食品のおすすめ②「ヨーグルト」

ヨーグルトは牛などの乳に乳酸菌を加えて発酵させた発酵乳。乳酸菌のはたらきで牛乳の糖質が分解されて乳酸ができ、特有のさわやかな芳香と酸味が生まれます。

腸内ビフィズス菌を増やすには、エサになる乳糖と乳酸菌が必要です。それには両方をいっしょに摂れるヨーグルトが効果的。乳酸菌は、悪玉菌の増殖を抑えて善玉菌を増やし、腸内細菌のバランスを整えます。

ヨーグルトはそのまま食べるのはもちろん、料理に使うのもおすすめです。乳酸菌は加熱すると死んでしまいますが、死骸は食物繊維と同様の働きや、腸内のビフィズス菌を増やす助けをするので整腸作用が期待できます。

腸が元気に働くと、自律神経も免疫のバランスもよくなります。

■プレーンヨーグルト

牛乳や脱脂乳を乳酸菌で発酵させただけのもので、料理に使うならこの無糖タイプを。もっともシンプルな発酵乳で、自然に凝固したりねばったりしている。離水することも多い。

■ハードヨーグルト

ゼラチンや寒天、増粘剤などを加えてプリン状に固めたもの。離水することはほとんどない。

■ソフトヨーグルト

甘味料や果汁、果肉、フルーツフレーバーなどを加えたものでバリエーション豊富。

■ドリンクヨーグルト

ヨーグルトを攪拌して液状にしたもので、果汁やフルーツフレーバーを添加したものも認められている。

■フローズンヨーグルト

ヨーグルトを攪拌しながら凍結させたもので、シャーベット状。アイスクリームに比べて低エネルギー。

●いろいろなタイプのヨーグルト

いつでも手軽にそのまま食べられるのが魅力です。食事でもおやつでも上手に取り入れてください。近年はプロバイオティクスといわれる特定の乳酸菌を強化した製品が人気です。プロバイオティクスとは、生きて胃腸を通過して腸内フローラ(腸内細菌叢)を改善する、人に有益に働く微生物やそれを含む食品のこと。各社からさまざまなニーズや嗜好に応じた商品が出ています。

■植物性タイプ

日本人の腸と相性がよい植物性乳酸菌や豆乳を原料にしたヨーグルト。

■低脂肪タイプ

乳脂肪分をカットしたもの。コレステロール値や肥満が気になる人におすすめ。

■カスピ海ヨーグルト

長寿の研究をしていた研究者がコーカサス地方の長寿村から持ち帰ったもの。家庭で簡単に作れることから口コミで広がり、いつからかこの名で呼ばれるようになった。

■生クリームタイプ

生クリームを加え、ゆっくり発酵させたこくのあるグルメヨーグルト。

◇はっ酵乳と乳酸菌飲料

ヨーグルト製品を見ると､種類別名称に｢はっ酵乳｣｢乳酸菌飲料｣などの表示があります。この表記は法律で定められています。表示を見て｢はっ酵乳｣とあれば、生きた乳酸菌がたっぷり入っているということ。菌数は下の表を参照ください。

厚生労働省「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」より抜粋

◇使い方アドバイス

■ヨーグルトの水きり

ヨーグルトをそのまま使うと水っぽくなってしまうので、料理に使う場合は水きりをします。ヨーグルトをざるにあけて20～30分おき、水分を自然にきります。

■加熱料理は仕上げに使う

乳酸菌の効果を最大限に生かすなら、ドレッシングやあえものにして生で食べるのがおすすめ。加熱料理にヨーグルトを使うときは、生きた乳酸菌をなるべく失わないように、火を止めてから最後に加えるようにします。

◇乳酸菌サプリメント

ヨーグルトが苦手なら乳酸菌サプリメントの利用という方法も。特定の乳酸菌を配合したさまざまなタイプがあります。

-----------------------------------------------

※　癌との闘いにおいても腸内環境を整え、腸管免疫が正しく働くようにし、栄養をしっかりと摂り体力を維持するために発酵食品は非常に有効な食べ物です。効果のあるしっかりとした酵素サプリメントの摂取もおススメです。父が末期癌治療で実際に使用し、父を完治へ導くのに役立ったドクター向け植物発酵酵素製品は、さらに免疫細胞の働きを阻害する癌細胞が出す毒素トキソホルモンＬを抑える作用もあるため、癌治療の補助において非常に有効なものだと思います。詳しくは私の父の闘病記サイトに記してあります。

※ 末期癌や病気と闘うためには免疫力や自然治癒力を高める必要があり、もし現在不幸にして癌や病気と闘っておられるのであれば、可及的速やかにそれを満たすべきであるのは言うまでもありません。積極的に「免疫力（マクロファージ、NK細胞、T細胞、B細胞など）」の活性化を計り、バランスの取れた栄養素や酵素を取り入れて身体が正しく機能するようにし、ホルモンバランスを正しく保ち、腸内環境も積極的に改善させるようになさって下さい。