アメリカに住んでいて、つくづく思うのが、
ほんとアメリカ人って、薬に頼りすぎ、ということです。
キャンディーのように、痛み止めをバリバリかじっている。
会社にも痛み止めの常備はありましたが、
あまりにも減る量が多いのと、
州か何かで規制がかかったのか、
会社で薬類を買うのは禁止になりました。
義理母の最期もそう。
私たちが、義理母のナーシングホームへ着いたとき、
大量のモルヒネが置いてありました。
床ずれで腰が痛いだろうから、って。
いやいや、昨日まで車椅子に座ってたじゃない。
日本でモルヒネって言ったら、
相当重症の場合なのでは?
処方箋もへったくれもなくて、
苦しそうだったら、打つ、みたいな。
そして、元看護師だった義理姉が、
「大丈夫、私慣れてるから。」
といい、
スタッフは、
「そう?助かるわー。」
と言って部屋を去る。
糖尿病のインシュリン打つんじゃないんだからさー、、、
と言いたかったけど、
合法なんでしょうね、きっと。
うちの祖母も、義理母も、
単純に老衰。
管も何もつけずに、自然に亡くなりました。
違うのはベッドの形。
日本の介護ベッドはフラット。
義理母の使っていた介護ベッドは、
両端が高くなっていて、真ん中がへこんでいる。
だから、寝返りを打っても、ベッドから転げ落ちない構造。
違う言い方をすれば、
日本の介護ベッドでは、うちの祖母は、
ものすごい勢いで寝返りを打って、
自分で体勢を変えていました。
180度ひっくり返るんじゃないかってくらいの勢い。
義理母は、寝返りを打ちたくても、
ベッドの構造上、寝返りが打てない。
ベッドの背も上げられているので、
身動きが取れずに苦しそうでした。
うちの旦那は、
うちの祖母もモルヒネが打てたら楽だったのにね、というけれど、
私からしたら、
なんで義理母は、
無駄にモルヒネなんか打たされてるんだろう、
と思いました。
ほんと、この辺の認識は大きく違うんですよね。
そして、車で怪我を負ったお隣さん。
朝から晩まで、ずっと玄関先でマリファナとタバコを交互に吸っている。
確かに、時代は変わって、マリファナは合法ですよ。
でもね、私が奥さんならキレるよね。
いくら怪我で動けないからって、
タバコとマリファナとペプシの、
三角食べ、ならぬ、三角飲み。
タバコだって、今一箱12ドルくらいするそうです。
もちろんマリファナはそれよりも高い。
(医療用じゃなく、娯楽用だと思う。いつものデリバリーのおじさんだから。)
経済的にも痛いでしょうね。
西海岸はどうだか知りませんが、
やっぱり値が張るので、一応自主規制みたくなっていますが、
薬代が安くなったら、一体どうなるんでしょうね?
いいのか悪いのかって感じです。