お隣のオープンハウス | 〜 Que Sera、Sara 〜

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楽に生きるってどういうこと?

お隣は先月から家を売りに出しています。

 

亡くなったおばあちゃんが、リバースモーゲージを利用していたので、

借金返済のため、売却に踏み切りました。

 

家賃タダで悠々自適に暮らせると踏んでいた息子は、

いきなり家を追い出されることになり、

かなり不機嫌です。

 

今回で3週目、4回目のオープンハウス。

徐々に見にくる人が減ってきて、

今日に至っては、訪問者なし。

 

やっぱりオープンハウスって、

初回一発勝負なんですよね。

 

素人でも、そんな気がしてました。

 

お隣の家の不動産エージェント、

実はおばあさんの娘。

 

実家を自分の手で売ることになります。

 

家が無事売れたところで、

ほぼ全額借金返済に回るので、

息子と、もう一人の娘にはお金は残りませんが、

 

この不動産エージェントの娘には、

ちゃっかりコミッションが入る。

 

息子からしたら、

今更家が売れようが、

借金の型にモーゲージ会社に家を取られようが同じこと。

 

家を積極的に売る気なんか全然ないので、

草も刈らないし、木から落ちたベリーの実もほったらかし。

 

飼っている猫も連れ出さず、

家の中に残したままでオープンハウス。

 

そもそも、この不動産エージェントの娘、

家を売った実績があまりなさそう。

 

不動産業として、あまりパッとしないので、

不動産の資格を取る学校の講師に転向している様子。

 

あのボロい家をリノベもせず、

現状のまま売るのには、ちょいと力不足なのでは、、、

 

ポストに入っていたフライヤーによると、

その息子も不動産屋としてデビューしたばかりのよう。

 

でも一緒についてきてはいるけど、

頼りなさ丸出し。

 

自分が住んでいる地域は、田舎町で適当な格好でも構わないかもしれないけど、

この辺の不動産屋さん、結構スーツ着て、ビシッと決めているのに、

ただのアルバイトか?って感じ。

 

誰も来ないんだから、

少しくらい家の回りの掃除もすればいいのに。

 

クライアントの家を売るわけじゃなく、

おばあちゃん家を売るわけだし。

 

ステージングが大事だって教えてあげないと、

何しに付いて来てるんだかわからない。

 

でも、この息子、

最後片付ける時に、看板にくくりつけていた風船を、わざと飛ばした。

 

ゴミを散らかす不動産屋なんて、

絶対に成功しないよ。

 

その前から、くくり付けが甘くて、風船をいくつも飛ばしたし、

 

車のドアを開けっ放しで飛んでいった風船もある。

 

バカなのか?

 

どこにも就職できなかったから、とりあえず不動産屋にでもなろうかな、

なんて思ってたら、苦労するよ。

 

そんなやる気の無い家族が売ろうとしている家なので、どうなるんでしょうね。

 

写真もトイレとベースメントが載っていない。

 

きっと見せられない状態なんでしょう。

 

なぜかアメリカ人がこだわるトイレとバスが1つしかないので、

それだけでもネガティブ要素なのに、写真で見せられない状況って。

 

ベースメントは、雨が降ると水が入ってくるらしいし、

物で溢れてそう。

 

息子夫婦は、オープンハウスのたびに家をでなくてはいけないので、

そのたびにせっせと車に荷物を運んでいるけど、

 

捨てたらいいじゃん!

 

というものがたくさん。

 

写真で見る限り、各部屋も小さそうで、無理やりベッドを二つ、

不自然な形に並べたりしているので、

 

使ってないなら、せめて一つ無くした方が、

すっきりして見えるのに。

 

姉弟仲が悪いらしく、コミュニケーションを取る気はサラサラないようなので、

この辺が限度なのかもしれないけど。

 

来週も懲りずにオープンハウスをするのか、

はたまた腹を括って、値下げするのか。

 

(リバースモーゲージのルールで、オープンハウスをし続けるってルールが

あったりするのかしら?)

 

ごちゃごちゃと生活感溢れる家のオープンハウスを何度やったところで、

買い手は現れないと思う。

 

きっと猫の毛もふわふわ飛んでるだろうし。

 

リストに載った最初の週は、

他のエージェントも個別にお客様を連れて見に来ていたけど、

 

1か月も経つと、さすがに誰も来ない。

 

ローンの返済額も期限も決まっているので、

悠長に構えている時間は無いでしょう。

 

ちなみに、オープンハウスの初日は、

20組ほど来てました。

 

ほとんどインド人。

 

中国人もいるかと思いきや、

アジア人カップルは、二組。

 

デベロッパーらしき人たちもいて、

次の日も来ていたけど、

交渉はうまくいかなかったのかも。

(返済額が決まってるから、大幅なディスカウントはできないだろうし)

 

次の日は10組ほど。

 

やっぱりインド人中心で、

パラパラと違う人種。

 

次の週の3回目は、たった4組。

 

70代くらいの白人夫婦が二組いました。

 

リタイアするなら、もっと良いとこあるでしょうに。

 

そして、4回目は(たぶん)0人。

 

家を売るときの参考になったわ。

 

ちなみに、ソーラーパネルの下に巣を作っていた鳩は、

無事に卵が孵ったらしく、

小さい雛が屋根から様子を伺っている、、、