修学院離宮の続きです。
修学院離宮から桂離宮へ移動🚃
遠回りだけど時間がかからないルートで行きました。
(修学院離宮からはバスで国際会館→地下鉄で四条→阪急で桂のルート)
参観料千円かかります。(私は予約して行きましたが当日枠もあります)
桂離宮は宮家の別荘として創建されその後、新増築され今の山荘の姿に整えられたそうです。
先ず最初に歩いて行く道の石の美しさに目を引かれました。
霰こぼしという手法で敷き詰められた石畳で、隙間無く計算されて動かないようにぎっしりと敷き詰められた石に凄さを感じます。
普通は石の隙間にセメントや漆のような接着剤代わりになるような物を入れたりしますが、霰こぼしはそういうのを入れず石を敷き詰めただけなので端の方の石が崩れてしまうとどんどん端から外れてしまうんだとかでなるべく真ん中を歩いて下さいと言われました❗️
御幸門
外腰掛は修復作業中でした
外腰掛はやってきたお客様が待つ待合室になっていて(雪隠せっちん=お手洗いもありました)蘇鉄の木でお庭などが見えないように目隠し代わりに植えられています。
南国の木である蘇鉄は寒い冬の間はシュロで巻かれて寒さ対策されていました。
洲浜
松琴亭(茶室)
松琴亭からは三方の景色がそれぞれ楽しめるようです。
窓から見える景色が額縁から切り取った絵のように美しいです✨
青と白の市松模様が何とも言えないオシャレな雰囲気
茶室なのでかまどもありました。
右側もかまどでその上の棚には食べ物を温かく置いておける場所として使われていたそうです。
窓から見える景色も美しい❣️
自然と調和するように作られていて細かい部分も見て楽しめました。
使っている木が違うのも何だか柔らかく素敵な雰囲気
桂離宮はお庭からの移動が飛石なのが多くてよそ見していたらつまづきそうでしたが、靴が泥で汚れ難いなどのメリットもありますね。
奥に見える松の木は反対側からお庭や池が見えないように目隠し代わりに植えられている松です。
桂離宮は本当に色々計算して上手く建てられいて、お庭の全景や建物が一気に見えてしまわないように、それぞれの場所を最高に楽しめるように細やかな配慮がされていて見事としかいえませんでした❗️
賞花亭
賞花亭からの眺め
園林堂
園林堂の屋根は周りの自然と調和させるために丸みのある屋根の形に作られています。
笑意軒
田舎屋風茶室に作られているようです。
窓からは田んぼが見えてます。
書院は残念ながら修復作業中
書院は新御殿、中書院、古書院とが並んでますが修復中なのは左側の新御殿だけのようでした。
古書院
古書院には月を鑑賞するために月見台が作られていて、低い空に上ってきた月を見たり池に映る月を見たりしていたとか。
これが月見台⬇︎
月見台辺りから見た池
月波楼
ここからの景色もとても美しい✨
船🚢の絵が描かれてます。
襖も可愛い😍
御輿寄
書院の玄関にあたる場所
石段の一番上に一枚岩の大きな沓脱(くつぬぎ)があって大人6人分の履き物を並べられるので「六つの沓脱」と呼ばれているそう⬇︎
池の向こう側に見えていた目隠し用の一本松はこちら側から見るとこんな風に目隠しされてます。
パッと見たら奥に大きな池があるなんて全く想像できません。
反対側から見た松はこれ⬇︎
修学院離宮に比べるとコンパクトにまとまっていますが、とても見応えがありここだけ有料なのも納得でした❗️
また違う季節に次は母も連れて行ってあげたいなと思いました