前回の続きから。
母に対して自分が「かまってちゃん」である事を知るのは、ずっと先の事になる…。
母とは長くに渡り、「食べる」事で激しく争った。
もちろん、私が母を一方的に責め立てるのだが、
一度始まってしまうと感情のコントロールが効かず
それはもう、目に余る言動が続いた。
泣きわめいた。罵倒したり、物を投げつけたりした。
摂食障害の専門書をありったけ「読め!」と強要した。
カウンセリングや病院へも同行するよう求めた。
二人で外食する際は、わざと多く注文して、
自分は食べず、母にだけ無理矢理食べさせた。
それは自分が食べたい高カロリーな物ばかり…。
カロリーや量、母の手料理に執拗な確認を繰り返した。
人前での何気ない会話で、
母のおどけた「私、最近太っちゃったかも~!?」
の一声が聞こえれば、その日すぐ体重計に乗らせた。
それが納得いかない数字なら「嘘つき」だと罵った。
見せしめの為に、母の目の前で大量の下剤をのんだ。
いい歳になっても、母と会う前は体重を意識した。
母より痩せていなければならない、私の存在意義。
顔に「痩けた」感を出す為、アイブロウペンシルで
目の下にクマや頬にうっすら線を描いたりしたな。
今思い返しても、本当に荒れ果てていた時期。
私の激しい反乱に…母も怒り、怯えて、泣きながら
こちらからの無謀な要求に断固拒否したり、
言いなりになったり…辛い日々だったと思う。
だけど…母がどう返してきても、
私は自分の中に沸き上がる激しい感情を抑えられず…
最終的には、お互いが離れざるを得ない状況に陥るまでそれは続くのである。
今日はここまで。