人の記憶は事後の情報によって変化する場合があること

 

事後情報効果は、米国の認知心理学者エリザベス・ロフタスにより、実験の参加者に交通事故の映像を見せた一週間後に事故車のフロントガラスが割れていたかを聞いたところ実験者の質問の内容によって回答に大きな差が生じたことで実証されました。

 

事件や事故の報道などで長期間におよぶ未解決事件の事案が少なくないのは、人の記憶が時間の経過とともに構築されていくなかで、あとから聞いた新しい情報によって変化誤った記憶が形成されている可能性があるために混迷し事件の解決が難しくなるのではないでしょうか。

 

人は都合よく記憶を無意識下で書き換えることがあるようです、人間の記憶はあいまいであまり当てにならないものと思っておいた方がよいのかもしれません。