集団の中にいる時の方が魅力的に見える

 

チアリーダー効果は、1人で映っている写真よりも多数で映っている写真の人物の印象の方が魅力が高まる傾向がある心理を、カリフォルニア大学のドリュー・ウォーカー博士により検証されました。

 

人間の脳は複数の顔を同時に目にした時、顔の特徴を平均化して知覚する傾向があります、これを『アンサンブル知覚』と言います。その為、どんなに個性的・特徴的な顔であっても平均に近い顔立ちの印象に補正します。それらの顔を平均化することにより脳は認識処理し易くなります、これを『知覚的流暢性』と呼びます。複数の顔をスムーズに知覚処理できる事を脳が心地良く好ましく捉える故に、実際よりも魅力的に見える現象に繋がります。

 

特に男性が被写体である場合に顕著にみられるようで、J‐POPやK-POPなどの男性アイドルグループが人気を獲得し易いのも、このチアリーダー効果による要因の一つなのかもしれません。