肯定または否定されるかで人の言動は変化する

 

オペラント条件づけとは、人が意識的にとった行動に対して他者からの肯定的な反応や否定的な反応により、それ以降の行動に変化をもたらす心理です。肯定や否定以外にも他者から認められたり・褒められたりなどの報酬を得た場合や、叱られたりなどの罰を与えられた場合にも、それぞれに応じた態度の変化が生じる心理プロセスが働きます。

 

例えば職場の上司に営業成績を褒められた場合など、より積極的にやる気になり更に成績が向上する。あるいは、仕事で損失をもたらし上司から叱られた場合には、反省したり失敗しない方法を模索するようになる等の行動の変化に繋がります。

 

行動分析学の創始者でアメリカの心理学者バラス・スキナーは、行動を変容させる為に強化理論を用いることをオペラント条件づけと名付けました。

 

※強化理論…過去の行動結果により、現在の行動を繰り返すか繰り返さないかが決まる事