自由を制限された様に感じると反発したくなる心理

 

心理的リアクタンスとは、自分が判断した選択を他者が制限するような言動をした時にそれが如何に正論であってもあえて反発し、反抗的な態度をとってしまいがちな心理です。

 

特徴的なのは、あえて妨げられた行動をしようとすることで、例として久しぶりに大好きなケーキを間食しようとしている時に「ダイエット中はケーキは食べない方がいいよ」などと恋愛中の異性から良かれと思ってアドバイスされたとしても、自分の行動の自由が心理的に脅かされたと感じてしまい、その自由を取り戻そうとあえて間食にケーキを食べる事に固執してしまうことになりがちだという事です。

 

結論として人は、自分の自由意志で常に行動したいという欲求があり、たとえ正論であったとしても聞き入れる訳にはいかないという反発心無意識下で芽生えるそうです。

 

親は子供の宿題を早く終える様に促したくなりますが、心理的リアクタンスの心理によってかえって宿題をしなくなる傾向がありますので、本人の意思に任せてそっと見守っている方が良い場合があるかもしれません。