これまでの経緯

 

 

 

さて、せん妄で約24時間、わめき続けて、

ときにはベッドから降りようと、動かない身体を何とか動かそうとした母は、

 

その後、

 

朝、一旦、看護師さんが来たときに目が覚めて、水分補給。

その時も、顔つきはせん妄状態。

それでもすぐに寝てしまい、

 

また、せん妄状態でわめいたりしだした時に飲ませるお薬をお医者さんから処方

 

そして、夜、母の目が覚めた。

 

顔を見てすぐわかった。

 

あのせん妄の表情ではない、いつもの母だと。

 

 

会話もできるし、ここが自分の部屋という認識も持てている。

心の方はだいぶ安定しているように見えた。

 

水分や果物ジュースも、、

その日の朝まではストローで飲めたが、

上手くストローを加えることができない。なのでスプーンで飲ませたら

ごくごく飲んだ。

 

ただ、、24時間わめいたり、体を無理に動かそうとしていたからか、

さらに身体が動かなかくなった。

 

 

「体がもっと動かせなくなった。。そろそろ終わりなのかしら。」

と母。

 

否定もできないし、、私もそろそろなんだろうな、、と思っていたので、

もう、回復は無いのでね。

 

私「うん、、そうだね、、そろそろだね。。そしたら、〇〇おばちゃんやおじちゃんが待ってるね。

  いろんな人が待っているから大丈夫だよ。

  万が一のときは看護師さんがすぐに来てくれるから、おじちゃんのときのように痛くて苦しむことはないから安心して

  痛み止めもすごく進化したみたいだし」

 

 *同じくすい臓がんで20年前に相当苦しんで亡くなった母の兄がいた。他の兄弟も癌で苦しんで亡くなっているから、

 母は自分がそうなることを恐れているらしい。

 

母「そうね。良かった。。。」

 

私には死後の世界はよくわからないが、

先に亡くなった身内が迎えに来た、とか、亡くなる間際に言う、という話を見聞きしたので、

きっとそうなのかな。

 

 

その後もずっと落ち着いた状態だった。

ほとんどうとうとしているか、寝ているかだけど、

食事も少しは取れて、果物は割と食べれた。

 

痛み止めの薬も飲めて、

その後は朝までぐっすり寝ていたので、せん妄対策の座薬は使わずに済んだ。