「手放す」ということ | グルテンフリーのお菓子&パン☆おやつ工房さら

グルテンフリーのお菓子&パン☆おやつ工房さら

地元、川崎の野菜や果物を中心に、できるだけ素材の味を生かした米粉のお菓子を作っている『おやつ工房』。季節を彩るもちもちした米粉のマフィンはいつも大人気です。全て卵や乳製品、白砂糖は不使用です。
川崎市多摩区の自宅にて、米粉のお菓子教室、食の講座を開催中。

人は足し算が得意で引き算が苦手。
以前にも書いたけど、そんな気がする。
それは私も同じ。
 
 
今まで手に入れたものをいかに上手に手放すのか。
昨年一年間はそれを意識していた。

いくつか手放す中で、新しい出逢いもあった。
空いてるところにこそ、新しいことが入ってくる。
 
でも、自分ひとりで「辞めます」というのはそれほど大変ではなかったけれど、
今まで自分がやってきたことを誰かに「どうぞ、お願いします」と手渡すのは簡単ではなかった。

自分はもうそこにいてはいけないと思う反面、執着心が時々顔を出す。
相手が近ければ近いほど。
 
人から見たら大したことじゃないのも分かっている。
相手がそのことについて自分よりも優れているのもわかってる。
 
たぶん(自分の性格からすると)そうなるだろうとわかりつつ、
敢えて顔を背けたりせずその場所に飛び込んでみることにした。
 
 
大好きなその人を応援したい気持ちもあるのに…引っ掛かりがとれなかったり。
いろんなココロの葛藤。
それも含めて、自分を受け入れてみよう。
 
そこから抜けた時に見える景色はいったいどんなかんじだろう。

少しずつだけど穏やかになっていく気持ちに、
その時も近いような気がする。

空いているところにこそ、新しいことは入ってくる。
よく言われるけれど、それは本当なのだと思う。
 
昨日から旧暦でも年が変わって、暦の上では「春」
新しい一歩を踏み出したい、そう思う。

今年は「空」を大事に。
 
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
皆様とのご縁に感謝します。
 
                     おやつ工房さら   浜野 恵