先日のTX車内でのできごと。
乗車したらすぐに、ギャーっと叫ぶ赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
乗車した人がびっくりしていたり、
乗車してすぐに車両を変える人もいるほどのヒートアップした泣き声。
ママは申し訳なさそうに、抱っこひもで抱っこして立ち上がりオロオロ。
急いでいるのか、下車できない事情があるようです。
席にすわっている高齢のおばあちゃまが、至近距離で上品にあやしていました。
赤ちゃんは、ひたすら、
ぎゃーーーっ！！
お写真はイメージです
き、気になる…！
だって、
だっこひもが緩い…。
ママが前傾姿勢だと赤ちゃんの居心地悪いからもっと泣いちゃう！
人見知りがある月齢なのに、
おばあちゃまがあやしているからますます人見知りが発動しちゃう！
どうしようどうしよう。
余計なお世話かな…
声をかけてもいいかな…
しばらく見守っていたけれど、
がまんできずに声をかけました。
「抱っこひも調整してもいいですか？」
調整したら、泣き声がすーっとパワーダウン。
居心地がよくなったようです。
でも、こんなことじゃきっと泣きやまないはず。
想像した通り、再び数秒で…
ぎゃーーーっ！
よし！次の手！
縦揺れするようにママへ声をかけました。
隣に立って膝を屈伸しながら「こんなふうにやってみて」と誘導しました。
ママがマネして縦揺れに動いたら、
泣きやんだー！
車内のどよめきと、わき起こる拍手。
涙ぐむママ。
えへへ。
ママ、焦るよね。
なんとかしなくちゃと困っちゃうよね。
気もち、むっちゃ分かるよ。
「赤ちゃんなんだから泣いても寛容に」という社会の目線も、もちろん大事だと思う。
だけどね
「赤ちゃんだから仕方ない」じゃなくて、できる工夫があるよと伝えたい。
だってさ。
ゆるゆる抱っこひもで、ママが前傾姿勢で、
後ろに反り返ったら知らない人の顔があって、至近距離であやされたら…そりゃあ怖いよ。
心地よい抱っこをして、
心地よいゆらゆらをしてあげてほしい。
心地よいゆらゆらは、横揺れではなくて縦揺れだよ。
お尻ポンポンは、強いと痛いよ。
軽くさする程度にしてね。
人見知り発動中の時期になったら、知らない人には近づけない方がいいよ。
のけぞることができないように抱っこひもを調整すると安心だよ。
こんな小さな工夫で、公共の場のギャン泣きは少なくなるはず。
お写真はイメージです
最後に。
子ども好きの優しい方へ。
ギャン泣きしている子を見かけると何かしてあげたくなると思いますが、至近距離で近づくのは控えたほうがいいです。
人見知り発動中のお子さんには、ただ恐怖に感じてしまいます。
人見知りの時期は「ひとりで座れるけれど、まだ歩けない」頃が目安です。
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