今年の西宮神社で福男に選ばれたのは、大学陸上部の19歳というニュース。
「かっこいいー!」と思ったのは私だけではないはず。
そんな「福男と妊娠の奇跡」について。
日本人は、八百万の神の国。
特に「いのち」と「神道」は密接につながっている秘密がたくさんあります。
わたしは神社めぐりが趣味。
神話が大好き。
「いのち」と「神様」の密接なつながりを知ったときは感激しました。
西宮神社で福男に選ばれるのはたったの一人。
妊娠するために精子と卵子が受精するときも、卵子にたどり着ける精子はたったのひとつだけ(時には、双子ちゃんや三つ子ちゃんということもありますが)。
たった一人の福男を目指して、大勢の力強い男性たちが群がり猛ダッシュする様子は、まさに卵子を目指す精子そのもの。
諏訪神社の御柱祭りも同じ。
男性的で、危険も伴うお祭り。
お祭りで、男性たちが渾身の力を振り絞って目指すのは「お宮」。
精子たちが目指す場所は「子宮」。女性の体の中ある「お宮」。
赤ちゃんが生まれてくるときに通るのは「産道」。
私たちが神社の「お宮」に進むときに通るのも「参道」。
神社の参道に進むときにくぐるのは鳥居で、この鳥居は女性の太ももを意味している…という説も(諸説あります)。
多くのライバルを抜いて福男に選ばれるのは1年でたったの一人。
ものすごい難関。
でも、
私たちがこの世に生を受けた確率は、もっともっと天文学的で奇跡的な確率。
お祭りのように、チャンスが1年に1度あるわけもなく、
母親の一生のうちに1~数回しかチャンスがありません。
さらに、福男選びに疾走するのは5000人ですが、精子の疾走は数億!
この世に生を受けた命は
「チャンピオン」そのもの!
私たちがこの世に生を受けて生きていることは、
西宮神社の福男に選ばれるよりも、ずっとずっとすごい!
改めて生命の神秘を感じます。
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