先日、出産直後のママがこんなお悩みを話してくれました。
育児の自信がありません。
ちゃんと育てられるのか心配です。
というのも、3歳の姪っ子をかわいいと思えないんです。
わたしのメガネを取ろうとするし、いきなり横からぶつかってくるし、頭突きされるし、やめてと言っても何度もしてくるし。
食べるふりをして口から出して、その食べ物がついたベトベトの手で触ってきます。どこでも床に寝そべるし、何でも触ってしまうから汚い。
服やハンドバッグをベトベトな手で触られるのはイヤだし、先日は汚いスリッパを手にはめて私の顔を挟んできました。とにかく汚くて気持ち悪くて。
義兄夫婦は笑って見ているだけで注意しません。というより、ろくに見てもいません。
「子どもだからしかたない」「子どもがやることだから」って言って放置してるし、挙句の果てには「いちいち神経質になってたら育児できないよ」って笑われたんです。
うちの子もいつかあんなふうになったらって思うとぞっとして…。
育児する自信がありません。
は?!
子どもだからしかたない?
子どもがやることだから?
とんでもない!
この子は、
何をしたらいけないのか、教えられていないだけ。
パパとママが笑って見ていたから、
「やってもいいこと」だと認識しているだけ。
「汚い子」で「かわいくない子」と思われてしまう理由が、この子には分からない。
だって、教えられていないんだから。
子どもがかわいそうだよ。
親には、わが子に躾をする責任がある。
躾とは、
人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など慣習に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。
つまり、親が
どう立ち振る舞えばいいのか教えなければ、子どもには分からない。
上記のような問題行動のときに、
- 「走っちゃダメー」
- 「大声出したらダメー」
- 「スリッパで遊んだらダメー」
このように叱るのではなく
- 「すわろうね」「静かに座れておりこうだね」
- 「アリさんの声でおしゃべりしようね」「できたね、えらいね」
- 「スリッパは足ではくものだよ」
こうやって教えることが大事なんじゃないかな。
「子どもなんだからしかたない」の前に、「きちんと教えているかな?」を考えてほしい。
子どもだって、
ちゃんと伝えたら伝わる。
もしも「うちの子は言ってもきかないんだよねー」だとしたら、
「その子に理解できる伝え方」を考えてほしい。
躾とは習慣化
くりかえしくりかえし、何度でも、
「こうしようね」
「やめようね」
「できたね」
そうやって根気よく向き合うことが躾なんです。
※習慣化を意味する仏教用語の「習化(じっけ)」が躾の語源だそうです
さきほどのママさんは、
子どもがみんなあんなふうになるわけないと聞いてほっとしました。義兄夫婦を反面教師にして、この子には丁寧に関わります。
みんなにかわいいって思ってもらえる子に育てます。
とおっしゃっていました。
いやー、スリッパの裏で顔を挟まれたなんて災難でしたね。
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