先日お会いしたママは生後3日目。


「おっぱいがつらい」と、パツパツに張ったおっぱいで助産院へお越しになりました。

 

赤ちゃんはまだ入院中。

赤ちゃんよりも1日早く退院を急いだ理由は、

「上の子のお世話をパパに任せたら(在宅の)仕事に集中できなくて申し訳ないから」。

 

翌日の赤ちゃんの退院お迎えは、ママが一人で運転すると聞いて、さらにびっくり。

 

パパがお迎えに行けないのかと尋ねると「仕事があるから無理です」と…。

 

えっとさ、

ママは産後だよね!?

 

命を産み出したばかりの体。

男性には到底できない大偉業を成し遂げた体。

 

いたわられて守られて当然な時期だよね?

 

産後の養生はとても大切。

「産後は交通事故にあったようなもの」と言われるほど、体へのダメージが大きい時期です。

 

「とにかく横になって休ませて」

「無理すると更年期に響くから」

「冷えは大敵だからね」

「休まないと歯がボロボロになるよ」

「髪がごっそり抜けちゃうよ」

「産後の肥立ちが悪いと後々になっていろいろあるよ!」

「数十年後に倍返しじゃすまない事態が起きるよ!」

 

…このように、産後の養生の大切さは、先人から語り継がれています。

 

上記のひとつひとつのエビデンスは不明ですが、長く語り継がれていることがウソとは思えません。

 

たとえば、出産時の骨盤の歪みや骨盤底筋力の低下を放置していると、更年期を迎えた時に子宮脱や尿漏れなどになる可能性があるし、

産後うつを発症した方は、更年期にもうつを発症しやすくなります。

 

そもそも栄養状態が良くない時代は、産後に亡くなることも珍しくはなかったのですから。




 

このように言い伝えられている根底には

命を産み出した女性へのリスペクト

があるのではないでしょうか。

 

一生のうちに数回しか経験しない出産。

男性には不可能な出産。

命を産み出すことへの畏敬の念。

 

大偉業を成し遂げたのだから、ゆっくり休みなさい

 

そんな思いも含めて言い伝えられているはず。

 

そして、

「大切にされた、守られた」…という経験が、

「赤ちゃんを大切にしたい、守りたい」につながるのではないでしょうか。

 

だから、

祖父母やお友だちや職場の上司たち、

そして医師や助産師が、

 「産後の妻を大切にしてね」とパパに伝えてほしい

 

もしもママが「大丈夫だよ」「平気!」と言っていたとしても、

パパが「ダメだよ!」「産後なんだよ!」とママを守ってほしい。

 

大切にされて、守られて、怒り出す女性なんていないんだから。

 

大切にされたら嬉しいに決まってる。

 

こうやってまわりの人が、

「産後なんだから、箸と赤ちゃん以外を触っちゃダメ」くらいのサポートが当たり前になってほしい。

 

もしもパパやご両親などのサポートが難しいときは、「お金なら出すから産後ドゥーラ利用して」と外注してほしい。


いのちを生み出した女性は尊いです。


PS

ブログを書いた後に、Buzz magでこんな記事を見つけました。




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